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パソコンを廃棄する前にHDDを完全消去する方法

パソコンを廃棄するとき、よく注意点として挙げられるのが「HDDの内容は完全消去する」というものです。HDDのなかには、さまざまな個人情報が詰まっているための注意ですが、単にHDDをフォーマットをしただけでは不十分。復元ソフトを使うことで情報を盗み出すことも可能なため、HDDは完全に内容を消去する必要があるのです。


パソコンを廃棄する前にHDDを完全消去する方法

HDDフォーマットは完全消去ではない

HDDの内容を消去するといえば、まず再フォーマットを行うという方法を思い浮かべる人が多いでしょう。ところが、この方法で消去されるHDDの情報は、ディレクトリと呼ばれるファイルが格納されている場所を保管した部分のみで、肝心のファイル内の情報はそのまま残ってしまうのです。

再フォーマットを行ったHDDは、通常の方法でパソコンに接続しても空のHDDとして認識されます。しかし、ファイル復元ソフトを活用することにより、高い確率でデータの復元が可能。とくに、データ復旧会社が利用する高性能なファイル復元ソフトを使えば、データを盗み出せる可能性はかなり高いといえるでしょう。

それでは、HDDを水没させたりドリルで穴を開けるなど物理的に破壊するという方法はどうでしょう。HDDの物理的破壊自体は情報を盗まれないための有効な対策にはなります。しかし、この方法ではHDDを分解してディスクから直接データを読み出せることもあるため万全ではありません。

HDD上書き繰り返しでデータ完全消去

HDDを廃棄する前の完全消去で大切なのが、HDD内すべてのブロックに無意味なデータで上書きしてしまうこと。それも1回ではなく複数回行う必要があります。この作業を行う市販ソフトは各社から販売されていますが、Windows向けフリーソフトとして無料公開されている「WipeFile」を利用するのがお手軽です。

Windows10でWipeFileを利用するためには、まずMicrosoftのWebサイトで公開されている「.NET Framework 3.5」をインストール。その後に、ダウンロードしたWipeFileを追加するようにします。WipeFileの標準設定では英語表示になりますが、設定変更で日本語表示にすることも可能です。

WipeFileで行えるデータ消去は14種類あり、もっとも簡単な1回ゼロで上書きする「ゼロ」から、35回上書きを行う「Peter Gutmann」まで選べます。ただし、上書き回数が多くなると作業時間も増えるため、2番目に強力な「NATO標準方式」を選ぶのが無難。この場合、ゼロと固定値・乱数を各3回上書きすることになります。

このNATO標準方式は、文字通りNATO軍で使われるデータ消去方式のため、軍事機密の管理並みに厳重なものといえます。さらに、中身を完全消去したHDDを廃棄する際に物理的な破壊もあわせて行うことで、HDD内に保存されていた情報を盗まれる危険性が大幅に下がるのでしょう。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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