ドンキが発売したNHK受信契約不要のテレビとは
NHKのテレビ放送が受信できる設備を持つ人は、実際にNHKの番組を見るかとは無関係に、法律上はNHK受信契約を結ぶ必要があります。とはいえ、NHKどころかテレビ番組自体をほとんど見ないのに、年1万円以上のNHK受信料を支払うのは無駄ともいえます。そうした人向けに、NHKのテレビ番組が受信できないテレビがドンキから発売されました。

Android TV搭載テレビのNHK受信契約
最近、国内で販売されるテレビは、ネット機能を利用するためにAndroid TVを搭載するモデルが増えています。Android TVは、ネットコンテンツの視聴だけでなく、テレビ放送のリモコン操作や録画予約といった機能にも使われています。
Android TV搭載では、Netflixをはじめとした動画配信サービスもAndroidアプリの追加で視聴できるため、設定がより簡単に行えます。そのため、テレビを持ちながらAndroidアプリで動画を視聴することが増え、テレビチューナーなしでもOKと感じる人も少なくないでしょう。
しかし、Android TV搭載テレビで動画配信サービスのみ視聴している人であっても、テレビ受信用のアンテナが接続された状態ではNHK受信契約を結ぶ必要があります。それでは「いっそのことチューナー自体をテレビからカットしてしまえばいいのでは」と考えられたモデルがドン・キホーテから発売されました。
NHK受信契約を結ぶ必要のないテレビ
ドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」から発売された、「Android TV機能搭載フルHDチューナーレススマートテレビ」は24型と42型の2サイズをラインアップ。価格は24型が2万1780円、42型が3万2780円です。
「Android TV機能搭載フルHDチューナーレススマートテレビ」はChromecastを内蔵しているため、Wi-Fi接続で動画配信サービスを視聴するだけでなく、スマホの画面をテレビに表示可能となります。同様のことはパソコン用モニターでも行えますが、Chromecastを別途用意する必要があり割高です。
当然ですが、「Android TV機能搭載フルHDチューナーレススマートテレビ」を所有するだけで他のテレビ受信設備がない世帯は、NHK受信契約を結ぶ必要はありません。ただし、NHKのテレビ放送だけでなく、民放テレビ局の番組も視聴できないことは覚えておきましょう。

ラジオライフ編集部

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