GoProと中華アクションカムの夜間撮影の差は?
2万円以下の中華アクションカムが夜間撮影でGoProにどこまで迫れるかテストしてみました。比較したのは「GoPro HERO9」「XTU MAX PRO」「Crosstour CT9500」「SJCAM SJ10Pro」です。いずれも4Kに対応しているので、テスト時は4K/60fpsで手ブレ補正ありに設定(CT9500のみ4K/30fps)しました。
GoProでも薄暗い夜間の撮影は苦手
ちなみに、アクションカムはセンサーサイズが小型なため、もともと夜間撮影には不向き。とはいえ、せっかくの機会なので、暗所でも画質に差が出るのかテストしました。
「GoPro HERO9」で薄暗いガード下を撮影。色合いなどは自然ですが、GoProでもこの手の撮影は苦手の様子。夜間撮影専用に設定を調整すれば、ノイズは多くても明るさなどには対応可能でしょう。
「XTU MAX PRO」は、ノイズがかなり強く、暗所撮影に弱いことが見受けられます。暗所専用に設定を詰めて、定点カメラ的に使用しても厳しいでしょう。車種の特定もギリギリできるレベルです。
GoPro低価格化と中華アクションカム
「SJCAM SJ10Pro」は、色合いも自然で、細部のディティールも鮮明。中華アクションカムにしてはよくやっている印象です。ただし、1万円をプラスするとGoProが買える実勢価格33,000円であることは忘れてはいけません。
「Crosstour CT9500」は、画角は狭いものの、色合いやノイズ感などはさほど破綻していません。ただし、高圧縮&引き伸ばし感のあるのっぺり画質で、ナンバーなどは読み取れませんでした。
この通り、2万円以上の中華アクションカムならGoProに迫る部分もあるものの、それならばGoProでよいでしょう。GoProの低価格化と、1万円以下中華アクションカムの全滅で、数年前と情勢は大きく変わりました。
ラジオライフ編集部
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