ネットの活用法や便利なアプリ、お得な買い物テクニックなど知って得する情報を毎日更新しています。

首都高速料金値上げによって渋滞は本当に減ったか?

この4月、首都高速料金が実質値上げとなる改定を行い、困っているドライバーも多いでしょう。しかし、首都高速料金値上げには都心部の渋滞を減らすという目的がありました。とはいえ、首都高速料金を値上げしても渋滞が減らないのではドライバーにとっては「いいことなし」という話です。実際、首都高速料金値上げで渋滞は減ったのでしょうか。


首都高速ETC料金値上げで渋滞は本当に減ったか?

首都高速料金値上げで渋滞を抑止

2022年4月1日に首都高速の通行料金が改定され、ETC料金の上限が普通車1320円から1950円にアップしました。さらに、中型車と特大車については経過措置として1kmあたりの料金が割安となっていましたが、4月1日以降はこれを廃止。首都高速のすべての区間で通行料金が値上げとなりました。

普通車に関しては、首都高速料金値上げになるのは1320円を超える料金となる長距離に限られるものの、これまで割安料金で首都高速をドライブしていた人が、値上げを嫌い首都高速から別路線へ迂回することも考えられます。実際、首都高速も料金値上げの理由として「都心部の通過交通をこれまで以上に抑止する」ことを挙げています。

それでは、4月1日の料金値上げ以降、首都高速の交通量や渋滞状況はどの程度変化したのでしょうか。この点について、5月24日に国土交通省から速報が発表されました。2022年4月と2021年4月の利用者数を比較すると、1320円以下の区間が軒並み増加したのに対し、1320円を超える区間では2%減少したとのことです。

首都高速料金値上げで渋滞時間減少

また4月1日以降、神奈川方面と常磐道方面を連続走行する際、都心部を迂回し東京外環道を利用した際も同一料金となる「千葉外環迂回割引」も導入されました。こちらの利用者数への影響は、首都高速料金値上げよりも大きく、2022年4月と2021年4月を比較すると都心部の通過利用者が3%減少しています。

首都高速料金値上げの影響は渋滞発生にも出ており、2022年4月の渋滞損失時間は2021年4月と比較して10%減少。都心部では、江戸橋JCT・竹橋IC・一橋JCのように首都高速料金値上げで1時間以上渋滞発生時間が少なくなった地点もあります。

逆に、首都高速を迂回するために利用される圏央道や東京外環道の交通量については、東京外環道の千葉区間では首都高速料金値上げで1%増加。圏央道については首都高速料金値上げで全区間で2%以上増加し、鶴ヶ島JCT~久喜白岡JCでは首都高速料金値上げで5%の増加となりました。今回の首都高速料金値上げにより、当初の狙い通り都心部の迂回がより進んだことは間違いなさそうです。

The following two tabs change content below.

ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

この記事にコメントする

この記事をシェアする



あわせて読みたい記事