自動車の座席「後方右」が一番生存率が高い理由
自動車で最も安全な座席は運転席の後ろという話を聞いたことがあるはず。実際、自動車事故で最も生存率が高いのはその座席です。日本の道路で起こりやすい右折時の自動車事故では、犠牲になりやすいのは左側席。加えて、後方中央の席は、事故の衝撃でフロントガラスを突き破って車外に放出される可能性があるからです。
自動車事故が多く発生するのは右折時
自動車事故時に最も生存率が高い席はどこでしょうか。5人乗り乗用車の運転席、助手席、後方右、後方中、後方左に乗車した場合、一般的に目上の人間を通す上座である「後方右」席が最も安全だといわれています。
日本交通事故鑑識研究所によると、日本の道路は左側走行なので、自動車事故が多く発生するのは右折時。このとき対向車と衝突すると、車体の左側に大きな損傷を受けるので、助手席と後方左の席はかなり危険といえるでしょう。
また、後方中央の席は、自動車事故の衝撃で前に飛び出してフロントガラスを突き破り、車外に放出される可能性が考えられます。個々のケースで安全な席は異なりますが、基本的に運転手の後ろ側、つまり後方右の席が最も安全です。ただし、窓側は横からの衝撃が危険なのでケースバイケースではあります。
ある調査によると、自動車事故での後部座席は、運転席・助手席より59~86%危険度が低いともいわれています。ただし、後部座席でもシートベルト非着用はとても危険です。
自動車事故の車外放出リスクが違う
自動車事故でクルマの前方に横から衝突された場合、後部座席が振られてリアガラスを破り車外放出されることもあります。警察庁によると、後部座席のシートベルト着用・非着用で車外放出リスクが13倍も違っているのです。
自動車事故に備えるなら、後方右の座席を選ぶのが安全策。ただし、後部座席でも必ずシートベルトを着用することを忘れてはいけません。
なお、日本交通事故鑑識研究所によると、自動車事故で突入する際のスピードが80km/hを超えると乗車員はほぼ全員死亡するといいます。すなわち、生死の分かれ目は時速80km/hです。シートベルトをしているときに限りますが、50~60km/hだと半分くらいが生き残ることがあるといいます。
また、最近では乗用車の後部座席にも3点式のシートベルトが導入されてきていますが、2点式のものだと内臓が圧迫されて致命傷となってしまうこともあります。後部座席のシートベルト着用義務化後、減ってきている死亡事故。制限速度にも注意して安全運転を心がけたいところです。
ラジオライフ編集部
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