初代ゲームボーイをIPS液晶でカラー化する方法

STN反射式モノクロ液晶を採用している初代ゲームボーイは、バックライトが非搭載。視認性は高いものの、光源のある明るい場所でしかプレイできません。ゲームボーイ愛好家の間では、長らくフロントライト化キットが重宝されてきましたが、最近ではIPS液晶にカスタマイズできるキットが登場しています。

初代ゲームボーイをIPS液晶に交換する

レトロゲームカスタムの最前線である中華キットの中には、バックライト非搭載の初代ゲームボーイをケースごと改造するものやハンダ付け不要な液晶キットも登場しています。しかし、ここでは国内で入手しやすいキットを使って、初代ゲームボーイをお手軽にIPS液晶化してみましょう。

今回入手したのは「初代GB（DMG）用バックライトIPS液晶キット」で、実勢価格は6,980円です。IPS液晶と基板がセットになったキットで、オリジナルと同じ印字のガラス製スクリーンも付属します。

初代ゲームボーイをIPS液晶でカラー化する手順は、まず本体6か所のYネジを外してケースを分解したら、フィルムケーブルを抜いてフロントケースとリアケースに分離します。プラスネジを10か所取り外すと基板と液晶が分離できるので、ハンダごてを使いスピーカーを取り外してください。

交換用の基板にフィルムケーブルを接続。基板をひっくり返したら、付属のスポンジを表側に貼り付けます。新しい基板にスピーカーをハンダ付けし、ケース側にはIPS液晶を取り付けて、動かないようにテープで固定するのです。

基板をケースに戻したら、液晶と基板をつなぎフィルムケーブルを取り付けます。ガラス製の液晶スクリーンが付属するので、汚れている場合は交換しておきましょう。

初代ゲームボーイ本体のコントラスト調整ダイヤルで、IPS液晶の調整が可能。ダイヤルを長押しすると、液晶上にコマンドが表示され、画面の表示位置や明るさ、RGBカラーなどの操作が可能です。（文／Toybox）

ラジオライフ編集部：三才ブックス

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