ゲームボーイカラーを改造キットで大画面プレイ
1998年発売のゲームボーイカラーは、カラー表示のゲームが単3形乾電池×2本で約20時間駆動という初代ゲームボーイの上位互換といえる携帯ゲーム機でした。しかし、TFT反射型液晶は視認性が悪く、当時はフロントライトキットなどが重宝されていたほど。そんなゲームボーイカラーのアップグレード改造を紹介しましょう。

ゲームボーイカラーの改造キット開発
昨今のレトロゲームブームで、ゲームボーイカラーをIPS液晶に換装できるキットがマニアの間で話題となりました。最近ではさらに一歩進み、IPS液晶+テレビ出力(コンポジット)に対応した改造キットが開発されています。
ゲームボーイカラーの実機を使って、ゲームを大画面でプレイできるようになっているのです。そのキットが「SRPJ GBC用バックライトIPS液晶+TV出力キット」(実勢価格:6,900円)です。
ゲームボーイカラーの改造は、まずは分解から。背面のYネジを6本を取り外し、液晶パネルのフィルムケーブルを抜きます。基板を取り除いたら、固定されている液晶パネルを外し、スクリーンパネルも剥がしてください。
続いて、換装用の基板とIPS液晶パネルに付属の絶縁シールを貼ります。IPS液晶用のスクリーンパネルを取り付けたらパネルを固定。この時、電源スイッチ側は6mm、パイロットランプ側は3.5mmの隙間が空くように調整します。
ゲームボーイカラー改造でテレビ出力
隙間は付属のスポンジをカットして固定可能です。次に換装用基板のフィルムケーブル横「AV」と「GND」に付属のリード線をハンダ付け。ケース上部にケーブルを逃がすための隙間を加工します。
ここまでできたらIPSパネルと基板を接続して、テープなどで固定。最後に、換装用基板のAV、GND配線を通信ケーブルポートにハンダ付けします。AVは通信ケーブル3ピンに、GNDはそのままGNDに配線してください。
基板から出ている銅テープ付きの配線はケース上部に固定。すべて終わったら仮組みして、起動チェックします。これでゲームボーイカラーを大画面でプレイできるようになるのです。
通常の携帯ゲームプレイモードで起動した後に、付属のAVケーブルを本体に接続。銅テープ部分を2か所同時に長押しすると、テレビ出力に切り替わる仕組みです。

ラジオライフ編集部

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