中華ハンディ機ブームを巻き起こした立役者は?
いま海外の無線マニアたちの注目を集めているのが中華ハンディ機のQUANSHENG「UV-K5」です。UV-K5シリーズはVHF帯エアーバンドの108.000~135.995MHzにAMモードが設定できるのが大きな魅力。そんな中華ハンディ機は、2010年代前半にブームになったことがあります。初期中華ハンディ機ブームの立役者を見ていきましょう。
中華ハンディ機ブームの始まり2012年
海外から個人輸入し、3,000~4,000円程度で購入できた激安の中華ハンディ無線機ブームが始まったのは2012年頃です。BAOFENGの小型テンキーレスモデルの「UV-3R」と、テンキーモデルの「UV-5R」がメインでした。
送信周波数を日本仕様に変更し、144/430MHz帯アマチュア無線機として保証認定を受けて合法化。珍妙なハンディ機として当時、話題になったのでした。
八重洲無線の輸出モデル「VX-3R」の劣化コピー機として、世界中の無線マニアからいろいろな意味で注目されたのが、型番までそっくりな「UV-3R」です。
中華ハンディ機がAmazonで入手可能に
本家にはない2バンド表示など、意欲的な点はあったものの、スプリアス特性が悪く、アマチュア無線機への改造は大変でした。当時の価格3,500円です。
そして、中華ハンディ機ブームを本格的なものにしたのが「UV-5R」。その人気により、性能は変わらない各種バリエーションを生み出すほどでした。
日本ではAmazonで入手できるようになり、中華ハンディ機ブームがピークを迎え、合法改造されたアマチュア機が多数生まれました。当時の価格は4,300円です。
ラジオライフ編集部
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