夜の繁華街「特定小電力無線」怪しげな通話とは
レジャー施設などでの特定小電力無線の使用者は、簡易無線以上に多岐にわたり、女性店員のくだけた会話や警備員たちの統制の取れたオペレートなど、ありとあらゆる場所から、特定小電力無線の通話が聞こえてきます。そんな特定小電力無線でどんな通話が聞こえてくるのか確認していきましょう。

特定小電力無線で女性店員同士の通話
ショッピングモールでショップの店員の腰や胸元に小さな無線機が付いていたり、小型のヘッドセットをしていたら特定小電力無線を受信するチャンスです。
A「ヤマダです。バックヤード、誰かいるぅ~?」
B「ホンダでーす、バックにいまーす」
A「あ、アミちゃんね。お願いしてもいいかな~。ショートキャミのピンクとブルー、SとMを3枚ずつ出してくれる? 全然ないんだわ~」
B「大丈夫でーす。ショートキャミのピンクとブルー、SとMを3枚ずつですね」
A「そう、すぐにお願いねー」
B「今、行きまーす」
これはアパレルショップでの女性店員同士の通話で、倉庫からの品出しの指示です。こんな会話が聞こえてくるのも、特定小電力無線受信のおもしろいところでしょう。
特定小電力無線で客引きが店内と連絡
特定小電力無線は夜のストリートでも大活躍しています。夜の繁華街では、通りに出た客引きが店との連絡に特定小電力無線を使っているのです。
客引き「7名さま、3,500円飲み放題入れますか?」
店内「7人? ん~、6人席作り変えるから入れちゃって」
客引き「7名さま、3,500円飲み放題、ご案内します」
これは居酒屋の客引きが店内と連絡を取って、お客さんを案内したところ。ここでは特定小電力無線を使っていますが、繁華街では特小よりも飛ぶアマチュア無線機を違法運用したり、安価な海外規格の無線機、FRSなどが横行している地域もあります。
夜の繁華街では特定小電力無線だけでなく、アマチュア無線やFRSの周波数をこっそりスキャン&サーチしてみるのも、おもしろいでしょう。客引きたちの怪しげな通話が聞こえてくるかもしれません。

ラジオライフ編集部

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