発売後即完売のバッファロー版「nasne」の中身
「nasne」は、PlayStationでおなじみのソニー・インタラクティブエンタテインメントが2019年6月の出荷を最後に終売したネットワークレコーダーです。一度は生産終了となったnasneが、メーカーをバッファローに変え奇跡の復活! 気になる中身はソニー製と同じなのか、それとも進化しているのか…さっそくチェックしました。
バッファロー版nasneは発売後即完売
バッファローがブランドを引き継ぎ、この度、再販を果たした「nasne」は、HDDレコーダーとネットワークストレージを組み合わせた機能を備えた製品。映像出力や光学ドライブは非搭載です。
ネットワークを介してPCやスマホ、PlayStationシリーズなどからテレビ番組を録画・視聴できるというやや特殊な仕様が特長。制御ソフト「torne」による操作性の高さ、リモート運用の容易さ、nasne自体を増設できる拡張性の高さが録画マニアの間で熱烈に支持されてきました。
バッファロー版も発売後即完売という人気ぶりですが、長年のユーザーとしてはソニー版との違いが気になるところ。というわけで、バッファロー版nasneを入手し、スペックから基板、内蔵HDDまで生まれ変わったハードを隅から隅までチェックしました。
バッファローのネットワークレコーダー「nasne」のチューナーは地デジ、BS/110度CS。端子はLAN、EXT HDD(USB2.0)、アンテナ入力、アンテナ出力、DC IN 12Vとなっています。実勢価格は29,800円です。
バッファロー版nasneはメモリ倍増
バッファロー版nasneはB-CASカードはminiB-CASに変更。本体にファンが付いて、背面に排気口が設けられています。LANとHDD用USBの配置は変わったものの、搭載されている端子自体はソニー版と同じ。電源端子は黒になりました。
Broadcom製SoCは、4K対応STBなどに使われているものが採用されており、nasneにはややオーバースペック気味。CPUの処理能力もソニー版の約3倍になり、同時デコード数も1080p×2から×4になっていますが、スペック上は特に言及はありません。
メモリも512MBから1GBに倍増。内蔵GPU、USB3.0、PCIexpressなどnasneには搭載されていない機能まで盛り込まれています。
HDDはHGST製からWestern Digital製に変わりましたが、HGSTがWestern Digitalの傘下に入ったことから単純に後継モデルということでしょう。最大の違いはキャッシュ。ソニー版の8MBに対してバッファロー版は128MBとこちらも大容量になりました。(文/ pusai)
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ラジオライフ編集部
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