ランサムウェア対策は専用ブロッカーでのガード
ネット犯罪でいま一番猛威をふるっているのが「ランサムウェア(ransomware)」です。「ransome」とは身代金という意味。ランサムウェアの場合、保存されたデータを勝手に暗号化して、その暗号化解除のために身代金を要求します。そんなランサムウェア対策は専用ブロッカーでのガードです。
ランサムウェアがサービスを悪用
ランサムウェアは、最初にスパムメールやそれに記されたリンクから、ユーザーのパソコンに感染。感染するとPC内の多くのファイルが暗号化されてしまいます。暗号化に使われたキーはランサムウェア作成者に自動で送信される仕組みです。
海外ではWebサービスを悪用したランサムウェアも登場しています。「CryLocker」は、PC内のファイルをPNG形式で暗号化。無料の画像共有サービス「Imgur」にアップするのです。
Webで多用されるファイル形式で送信先も一般的なサイトなため、セキュリティソフトなどの検出を回避してユーザーのファイル収集が可能。今のところ海外での被害報告のみですが、日本でも亜種が登場するかもしれません。
ランサムウェア対策に光メディア
このようにランサムウェアは亜種の多いのが特徴。通常のアンチウイルスソフトでは対応が遅く、ファイルの復号もできません。そこで対策として用意したいのが、ランサムウェアに特化したソフトです。
おすすめはランサムウェアの検出に特化したマルウェアブロッカー「Malwarebytes Anti-Ransomware」と、セキュリティベンダー提供の「ランサムウェアファイル復号ツール」です。
Malwarebytes Anti-RansomwareはインストールしておくだけでOK! 専用のブロックツールで、ランサムウェアの感染を阻止してくれます。また、暗号化されてしまったら「ランサムウェアファイル復号ツール」で暗号化ファイルの拡張子から、ランサムウェアの種類を選択。暗号化されたファイルを復元できます。
また、データの暗号化に備えて光メディアにバックアップしておくことも大事な対策。大事なファイルは、DVDやBDなど光メディアにバックアップしておきましょう。書き換えができないので、ランサムウェアでも歯が立ちません。
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ランサムウェアはデータの身代金を脅し取る手口
ランサムウェアで勝手にファイルが暗号化される
ランサムウェア対策のバックアップは注意が必要
■「ネット犯罪」おすすめ記事
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ラジオライフ編集部
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