Freenetで盛り上がる日本語掲示板の使い方は？

ダークウェブで「Tor（トーア）」と双璧をなす匿名ネットワークが「Freenet（フリーネット）」です。あまりにも強力な匿名性のためにFreenetの傍受は不可能とされており、検閲が当たり前の中国ではFreenetの使用自体を禁止している程です。自由な情報発信を守るFreenetの使い方を見ていきましょう。Freenetで盛り上がる日本語掲示板の使い方も見ていきます。

Freenetの仮想ネットワークの使い方

Freenetといえば「Winny」や「Share」のようなP2Pのファイル共有ツールだと思われていることが多いのですが、実際は言論の自由が認められていない中国や中東諸国などで自由な情報発信をするために作られた、インターネットとは別の独自の仮想ネットワークです。

Freenetは暗号化通信による非常に高い匿名性のために、政府による傍受や検閲を受けることなく、自由に発言することが可能。実際、Freenetは政府から弾圧を受ける市民が身分を隠してその惨状を世界に発信したり、あのWikiLeaksが機密情報の告発用に使っていたりと、その手の人達にはおなじみのネットワークです。

ちなみにFreenetの歴史は古く、誕生は1999年。WinnyやShareの以前から現在に至るまで、Freenetは自由な情報発信の場として使われています。Freenetの独自の匿名ネットワークが、20年近く前から構築されていたというのだから驚きです。

Freenet日本語掲示板が盛り上がり

当初は「言論の自由」を守るために誕生したFreenetですが、ここ最近は日本人ユーザーが増えており、日本語掲示板が盛り上がりを見せています。Freenetの日本語掲示板でやり取りされているのは、どんなデータなのでしょう。

まずFreenet日本語掲示板が盛り上がっているのは日本のアニメ作品。懐かしのアニメから新作まで幅広いラインアップがFreenet日本語掲示板の特徴です。また、Freenet日本語掲示板では音楽も充実しています。Freenetは有名どころからマイナージャンルまで揃っている上、データが軽いので活発にやり取りが行われているようです。

Freenet日本語掲示板には懐かしいWarez（ワレズ＝違法コピーソフト）もあります。数は多くありませんが、Freenet日本語掲示板では定番どころは押さえられているようです。

そして現在、Freenet日本語掲示板で最も盛り上がっているのがオトナ系。Freenet日本語掲示板には日本のソフトだけでなく、世界中のコンテンツが大集結しています。Freenetの強力な匿名性から、ほとんどの国で禁止されているような過激ジャンルも簡単に出てきてしまうようです。（文／d.hana）