ダークウェブ内に存在するヤバいサービスとは?
「闇のインターネット」とも呼ばれる「ダークウェブ」は、Google ChromeやFirefoxなどの一般的なブラウザではアクセスできません。ダークウェブにアクセスするのに使われるのは専用ソフト。利用者の発信元(IPアドレス)が秘匿されるのが特徴です。ダークウェブ内のヤバいサービスを見ていきましょう。
ダークウェブでBitcoinの資金洗浄
ダークウェブでは、Bot(遠隔操作ツールウイルス=RAT)などのマルウェアを配信・販売するサービスがあります。Androidを感染させて制御するBotやランサムウェアをサービスとして提供する「Ransomware as a Service(RaaS)」などです。コインチェック事件で使われたウイルスとされる、「SmokeBot」もあります。
Bitcoinの取引内容が、すべてブロックチェーンに記録されるというのは周知の事実です。ダークウェブには、いわゆるBitcoinの資金洗浄(マネーロンダリング)、ミキシングサービスが存在します。
過去にもハッキングによって盗まれた仮想通貨が、送金データに混ぜ合わせて取引の流れを不明瞭にするミキシングで洗浄されてきました。しかし、ミキシングを使っても出力量などで追跡される可能性があることから、最近では「Monero」「Zcash」などの匿名仮想通貨を使うことも多いようです。
ダークウェブにおける違法取引の温床
違法取引の温床で有名な「SilkRoad」や「AlphaBay」などでかつては繁栄を誇ったダークウェブのブラックマーケット界隈も、今では摘発、DDoS攻撃による閉鎖、出口詐欺(会員からデポジットを集めてトンズラ)などで減少しつつあります。
そうした中で勢力を強めているのが「Empire Market」です。カード情報や薬物などさまざまなものが販売されている、ダークウェブ最大のブラックマーケットといわれています。
ほかにも、TorではなくP2Pを利用した「OpenBazaar」などの非中央集権型のマーケットもあります。しかし、運営の容易さなどメリットは多いのですが、運営者側の旨味が少ないせいかいま一つ盛り上がりに乏しいようです。
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ラジオライフ編集部
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