火起こしテクニック「ファイアピストン」やり方
被災時にで欠かせないのが火起こし道具。しかし、状況によっては防災グッズを何も持っていないこともありえます。そこで覚えておきたいのが火起こしのテクニック。着火剤や炭がなくても空気の摩擦で発火する火起こしテクニック「ファイアピストン」のやり方を紹介しましょう。
火起こし道具のファイアピストン
ファイアピストンはディーゼルエンジンと同じ原理で、空気を圧縮することにより高熱を発生させて発火する、火起こしの道具です。着火剤や炭がなくても火起こしができるようになります。
ファイアピストンは底にフタをした筒に、空気漏れ防止のOリングをはめた棒を挿入。棒の先端は切り込みを入れ、火口となる繊維などをセットします。
あとは何度も棒をピストンさせ、空気の摩擦を起こすだけ。棒の先端の火口が焦げて火が点く仕組みです。これが空気の摩擦で火起こしするテクニックになります。
ファイアピストンの火起こし手順
実際に、ファイアピストンで火起こしする手順を紹介しましょう。まずは片方を密閉した筒状の木と、Oリングを付けた木の棒を用意。棒の先端に綿など着火しやすい繊維をセットします。
そして、棒を密閉した筒でピストンするのです。筒と棒のサイズを合わせて一気に打ち込むのがコツ。空気圧が高まり火口が焦げてくるのです。次は、焦げた火口を炭化したガーゼや綿など火が着きやすいものに移します。
最後は空気を送り込み火を大きくするステップ。火口の火を移したら、空気を送り込みます。すると、一気に燃え上がって炎になるのです。(文/橘千尋)
■「防災グッズ」おすすめ記事
防災ラジオを受信感度と動作時間で比較してみた
防災ラジオのおすすめは手回し充電のRF-TJ10
手ぬぐいは使い方次第で防災グッズに早変わり
土嚢ならコンパクトに保管できるアクアブロック
防毒マスクはレスキューグッズとして常備すべし
防塵マスクにシールドが煙もシャットアウトする
クリアケースが強度抜群のヘルメットに早変わり
簡易トイレは折り畳みできるパイプいす型が便利
非常食を最小限の装備でホカホカで食べる方法
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- ETC購入1万円助成金キャンペーンが10月末で終了 - 2024年10月16日
- インフレータブルポーチはレバーで浮き輪が出現 - 2024年10月15日
- NHK受信料の支払率は東京と大阪どっちが悪い? - 2024年10月15日
- ETCマイレージは1つの車載器で何枚まで登録可? - 2024年10月15日
- PL-330はFMフィルターでノイズ低減した多機能機 - 2024年10月14日