ミリメシが展示される松戸駐屯地の創立記念祭

千葉県松戸市にある陸上自衛隊・松戸駐屯地。その創立記念祭は毎年9月～11月に行われています。このイベントでは炊き出し車両やや外入浴セットなど、ほかの駐屯地祭にはない展示がウリ。いわゆるミリメシが展示されます。松戸駐屯地創立記念祭の見どころを紹介しましょう。

映画のワンシーンのような凝った演出

陸上自衛隊松戸駐屯地には地震の被災地に派遣される需品科が駐屯しており、2011年3月11日に発生した東日本大震災の時も出動しています。そのため、地震による被災を想定した災害派遣デモが行われることで有名です。

年によっては東部方面ヘリコプター隊に所属するUH-1Jが参加することもあります。また、展示飛行では海自のP-3CやU-125Aが飛来することで有名です。

地上部隊の統制に使用される周波数での交信を場内放送にリンク。ヘリを誘導する際にランディングポイントの座標を読み上げるという戦争映画のワンシーンのような凝った演出がなされたこともあります。

このように、地味な印象の多い陸上自衛隊の駐屯地のイベントとしては意外な演出が行われることもあります。また、松戸駐屯地創立記念祭は参加する飛行機の機種は少ないものの、災害派遣される部隊である点を活かしているのも特徴です。

炊き出し車両の「野外炊具1号」や、入浴設備の「野外入浴セット2型」といった、他の駐屯地祭にはない展示がウリ。いわゆるミリメシが展示されます。

野外水郷1号改（22改）は釜を前と後ろに合計6つを装備し、1つの釜で100人前のミリメシが炊けるといいます。また、野外入浴セットはトレーラー積載の揚水ポンプとボイラーからお湯が供給されます。

ラジオライフ編集部：三才ブックス

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