展示飛行が可能か決めるウェザーチェックの交信
戦闘機やブルーインパルスの展示飛行がライブで見られるのが航空自衛隊基地で年に一度行われている「航空祭」です。航空祭では展示飛行が始まる前からエアーバンドでは、頻繁に交信を開始。6時台から、展示飛行が可能かを決めるウェザーチェックと呼ばれる任務のため、交信が始まっているのです。

ウェザーチェックは基地所属の航空機
航空祭は8~9時頃に、オープニングフライトの編隊飛行などでスタートします。なお、航空祭での飛行は、観客に見せることを目的としているので「展示飛行」と呼ばれます。
実際には、オープニングフライトの前から航空機は飛行を開始。早いところでは6時台から、ウェザーチェックなどと呼ばれる任務のため、その基地に所在する航空機が離陸します。
基地上空の展示飛行空域とホールディングポイント(待機空域)の気象状況、雲量や視程、降水の有無などを確認しているので、展示飛行ではありませんが状況確認に合わせて、滑走路上空でタッチアンドゴーやローパスを行うこともあります。
ウェザーチェックでは観測情報を報告
具体的には「Aポイントは4,000フィートにレイヤー状の雲があるものの、3,500フィート以下でのホールドは可能」「基地北側10マイル程度のところにスキャタード(散在する雲)2,500フィート、要注意」という感じです。
ウェザーチェックでは管制塔や飛行指揮所に観測情報を無線で報告。この機体は、そのままオープニングフライトに参加するため、待機空域に向かうことが多いのですが、着陸することもあります。
ウェザーチェックの結果、展示飛行が可能であると確認できると、航空機が続々と離陸していきます。航空機が飛んで行く姿をより多く見たいのであれ早起きして開始前の時間には、基地周辺に着いておきましょう。

ラジオライフ編集部

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