日本における「擬装カメラ」5大ブランドとは?
「スパイカメラ」は大きく2系統あり、小型化を追求したタイプと、何か別のモノにカモフラージュしたタイプとに分類できます。そして、後者がいわゆる「擬装カメラ」と呼ばれるジャンルです。日本における擬装カメラの歴史と、代表的な擬装カメラの5大ブランドを解説しましょう。
擬装カメラに安価な中華製が増えた
日本における「擬装カメラ」の基礎知識をまとめておきしょう。偽装カメラはもともと、官公庁や探偵など、プロ用の情報収集機器として開発され進化してきました。
そのトップランナーが「サンメカトロニクス」で、基本的に国内で開発・生産。プロの現場での使い勝手を重視するため、スマホとの連携など高性能なモデルをいち早く投入しているのが特徴です。
2010年以降、ネット通販の普及とともに中華製の安価な擬装カメラが増えてきました。特にここ5年は顕著で、5,000円程度で買える製品も増加しています。しかし、日本語の取扱説明書が付属していなかったり、スペック通りの性能が発揮されない機種も少なくありません。
安価な擬装カメラが出回ったことで、盗撮がカジュアル化したことは事実でしょう。しかし、「盗撮カメラ」は市販されていません。あくまで使い方次第なのです。
そこで覚えておきたいのが、防犯ショップや裏家電ショップなどが、独自にブランディングした擬装カメラです。製品自体は中国製ですが、独自に機能をチェックし、日本語の取扱説明書を付けて、一定の保証もしてくれます。
記者が擬装カメラでスクープを狙う
それでいてプロ用に比べると手頃で、1万~2万円程度が相場。セクハラやイジメの証拠撮り、スクープを狙う記者などはこのあたりの擬装カメラを購入するのが最適でしょう。
「サンメカトロニクス」は、官公庁や探偵など、プロ向けの調査用機器メーカー。性能を追求した高機能なモデルが特徴です。価格帯は30,000~60,000円となります。
「アキバカム」は、裏グッズショップ・アキバガレージのオリジナルブランドです。販売のプロが商品を厳選しています。価格帯は12,000~20,000円です。
「スパイダーズX」は、電子機器メーカー・オンスクエアの小型カメラブランド。基板型カメラなどユニークで尖った商品が得意です。価格帯は12,000~20,000円になります。
「匠ブランド」は、セキュリティ企業であるダイトクのホビーカメラブランド。王道の商品が充実しています。価格帯は12,000~20,000円です。
「BOUTAI COLLECTION」は、防犯グッズ専門店・防犯対策ネトが展開。目利きの販売員が商品をセレクトし、発送前にも点検しているといいます。価格帯は5,000~20,000円です。
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ラジオライフ編集部
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