LHシステムは路肩に設置される縦長タイプもある
最近は移動式の新型オービスの配備が進んでいることに注目が集まっていますが、無人式のスピード取り締まりの主力はまだまだ「LHシステム」です。製造は東京航空計器で「レーダー式オービス」や「Hシステム」からの置換が着々と進んでいます。LHシステムのオービスの型番と特徴を詳しく見ていきましょう。
LHシステムは写真や測定結果を伝送
21世紀初頭に“無敵”と恐れられたオービスⅢLk型(通称LH)。LHシステムのオービスは、道路に埋設したループコイルで車速を測定し、F型支柱や路肩に設置されたカメラで違反車両を撮影します。
LHシステムは写真や測定結果の伝送機能を備え、従来機のようなフィルム切れがないのが特徴です。また、ループコイルによる計測のため、GPS機能非搭載のレーダー探知機も無力で、GPS対応が進みました。
LHシステムのオービスは、F型支柱にカメラとストロボ2組が設置される基本スタイルです。高速道路ではアーチにLHシステムのカメラとストロボが配置されることもあります。
LHシステムのカメラが四角くなった
LHシステムのLk型は、一見前述のLj型のように見えるものもあります。Lk型のLHシステムが2台並んで設置されているケースは2車線を狙うためです。
Lx型のLHシステムは2010年頃に登場。Lk型のLHシステムで丸型だったカメラが四角くなっているのが特徴で、いわゆるマイナーチェンジ版となります。
その後、佇立式のLx型のLHシステムも登場しましたが、あまり普及していません。ループコイルの埋設場所に「ケイサツ」という謎の目印を表示する設置場所もあります。
ラジオライフ編集部
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