無線LANルーターの飛距離がボウルでアップする
指向性アンテナの付いていない無線LANルーターは、全方位へ電波を飛ばす構造になっています。そのお陰で室内のどこにいても通信できる一方で、電波強度は均等化されているので飛距離は大幅に減ってしまいます。そこで、無線LANルーターの飛距離を100均で売っているボウルでアップできるか試してみました。
無線LANルーターにボウルをセット
無線LANの電波が弱いからといって、無線LANルーターの出力を勝手に上げるのは電波法違反です。そこで、パラボラアンテナの原理で、反射波を利用して効率良く電波を送信するようにパワーアップしてみましょう。
用意するのは100均で買えるステンレスボウルとブックエンド、これに無線LANルーターをセットするスマホスタンドを用意します。全方位に飛ばされている電波をボウルに反射させて指向性を持たせるわけです。
ブックエンドはボウルを横向きに固定するために使用します。ブックエンドの穴の高さに合わせてステンレスボウルの底に穴を開け、ネジでブックエンドとボウルを固定。ボウル内にスマホスタンドを置きます。
無線LANルーターの飛距離がアップ
実際に、電波強度がどれくらい変わるかをボウルの正面約10mのところにあるスマホで測定してみました。利用したアプリは「Wifi Analyzer」。シグナルメーターで電波の強度を調べることができます。
ボウルの前にセットしたのは無線LANルーターとモバイル無線LANルーターです。無線LANルーターは「-64dBm」から「-56dBm」に小幅にアップ。モバイル無線LANルーターは「-41dBm」に大幅にアップしました。
どうやら無線LANルーター本体に比べて、ボウルのサイズが小さいため効果が薄かったようです。一方、本体の小さいモバイル無線LANルーターは、前方へ効率よく反射波が飛んだと考えられます。
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ラジオライフ編集部
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