JavPlayerの使い方でモザイク破壊はTecoGANで除去
モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去はVHSのブルー反転ボカシをさらに反転させるものから、動画のキャプチャにボカシやシャープの処理を入れるソフトウエアまでさまざまです。そして現在は、モザイク除去はAI技術を駆使したTecoGANによる「モザイク破壊」が台頭。TecoGANモザイク除去動画のJavPlayerの使い方を見ていきましょう。
JavPlayerの使い方にTecoGANモザイク除去
そんなAIによる「モザイク除去」の象徴的なツールといえるのが「JavPlayer」でしょう。JavPlayerは、簡単に言えばアップコンバート機能を搭載した動画プレーヤーです。
JavPlayerのモザイク除去には、低解像度の映像を高解像度化する「TecoGAN（Temporally Coherent Generative Adversarial Networks）」というアルゴリズムを利用しており、これに前後のコマから映像を補完するAI技術が活用されています。GAN（Generative Adversarial Networks）は敵対的生成ネットワークと呼ばれるAIの一種です。
JavPlayerが利用するTecoGANは元は解像度の低い古い動画作品をHD/4K化する使い方のためのアルゴリズムですが、非常に高性能なためモザイク処理を無修正のような動画に除去加工する使い方ができてしまうわけです。
つまり、JavPlayerはTecoGANを使ったモザイク除去のためのプレーヤーといえるでしょう。従来のモザイク除去のように、粗い映像をさらに粗くすることで、“モザイク感を低減”するものとは異なり、JavPlayerのTecoGANはAI技術で高解像度な動画であればあるほど、1コマの情報量が増え、映像の再現性が上がるのが特徴です。
JavPlayerの使い方でTecoGANモザイク除去に膨大な時間
それでは、JavPlayerのTecoGANは具体的にどのような処理によって、モザイク除去を実現しているのでしょう。JavPlayerのTecoGANは、まず読み込んだ動画を1コマずつPNG形式の画像ファイルに分割し、モザイクを高解像度化します。
その上で、JavPlayerのTecoGANはMP4形式の動画ファイルに複合。そのため、JavPlayerが利用するTecoGANのモザイク除去処理には膨大な時間がかかります。例えば5秒程度の動画をJavPlayerのTecoGANでモザイク除去する使い方だけでも、5分程度の処理時間がかかるのです。とはいえ、そうした力業のおかげでJavPlayerのTecoGANは自然なモザイク除去動画を再現しています。
また、JavPlayerのTecoGANは常にアップデートされており、モザイク除去の精度は日々向上しているといえるでしょう。最近では、一度JavPlayerののTecoGANでモザイク除去した動画に、さらにモザイク除去の処理を重ねることで、映像がよりシャープになるというテクニックも編み出されているようです。
JavPlayerでTecoGANモザイク除去が飛躍的に進化
最新AI技術を使ったJavPlayerのTecoGANのモザイク除去でも、完璧にモザイクを「消す」ことができるわけではありません。しかし、従来のモザイク除去技術に比べるとJavPlayerのTecoGANのモザイク除去は飛躍的に進化したといえるでしょう。
そもそもは、JavPlayerのTecoGANのAI技術に目をつけたAV好きのハッカーが、興味本位でアダルト動画に試したところ、見事にモザイクを除去。それを無料動画サイトにアップしたところ、世界中のAVファンがJavPlayerのTecoGANでモザイク除去できたと歓喜したのが事の始まり。JavPlayerのTecoGANのAI技術によるモザイク破壊は、従来までのモザイク除去とは一線を画すクオリティで注目されています。
その後、専用のツールが開発されるなど、AI技術によるモザイク除去動画は過熱。いわゆる“職人”が次々と誕生し、AI技術による多数のモザイク除去動画が作られるようになりました。現在ではAI技術によるモザイク除去動画は、アダルト動画の1ジャンルとして成立するほどです。
モザイク除去動画にAI技術悪用で逮捕された
しかし、2021年10月、ついにモザイク除去動画に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能（AI）技術を悪用してアダルト動画のモザイクを除去したように改変したとして、著作権法違反とわいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いで、自称画像クリエイターの男を逮捕したと発表したのです。
男は自身のサイトでAIによるモザイク除去動画を販売し、また、客からの注文を受けて約12,000点もの動画をAI技術でモザイク除去したといいます。セクシー女優の顔を女性芸能人に置き換えるディープフェイク動画での逮捕は以前にもありましたが、AIによるモザイク除去による逮捕は国内で初めての事例でしょう。
昔からあるモザイク除去機のような“ロマン系装置”とは異なり、AIによってモザイク箇所に映像処理を施すことで、非常に高精度にモザイク除去したように見せられるのが特長。今回、逮捕者が出たことで今後もAIによるモザイク除去動画のジャンルがどうなっていくのかも注視していきたいところです。
JavPlayerのTecoGANモザイク除去動画がヒット
実際、JavPlayerのTecoGANのAI技術によるモザイク除去動画を売りにして差別化を図ろうしているサイトも少なくありません。JavPlayerのTecoGANのAI技術により、新作をものの数日でモザイク除去動画としてアップロードするなど、事件以降も状況は改善していないようです。
JavPlayerのTecoGANのAI技術によりモザイク除去動画がヒットする検索ワードとしては、日本語なら「モザイク破壊」「モザ破」「破壊版」、英語なら「Reducing Mosaic」、中国語なら「無碼破解」などです。
「AVgle」といった定番アダルト動画サイトでも「Reducing Mosaic」のキーワードで検索すると300本以上のJavPlayerのTecoGANのAI技術によるモザイク除去動画がヒットしました。
AIモザイク除去動画サイトをチェック
例えば、日本のAV作品が大量に違法アップロードされる「SAGA JAV」。新作が数日でアップされることでも有名でしたが、事件後はAIによるモザイク除去動画の更新は止まっていました。
しかし2022年9月現在、SAGA JAVは更新が再開されておりAIによるモザイク除去動画は9,000本以上。しかもAIによるモザイク除去動画は1日10本ペースで追加されており、本家の新作AVのリリースを追い越しそうな勢いです…。
「Supjav」も積極的にAIによるモザイク除去動画をアップしているサイト。2022年9月現在のAIによるモザイク除去動画の本数は約9,000本と「SAGA JAV」と同程度の本数となっています。
AIモザイク除去動画のまとめサイト登場
SupjavはAIモザイク除去動画のラインアップもSAGA JAVと酷似。同じ“職人”によるAIモザイク除去動画の可能性が考えられます。更新頻度も高く、新作がたった数日でAIモザイク除去動画として公開されるなど非常に悪質です。
「エロえもん＋」は各サイトにアップされているAIモザイク除去動画のまとめサイト。管理人がピックアップするAIモザイク除去動画が大量のキャプチャ画像とともに紹介され、最後に動画が見られるリンクが掲載されています。
もともとAIモザイク除去動画が見られるサイトは大量の広告が表示されるので、自力で探すのは面倒かつリスキー。そんな事情から生まれたAIモザイク除去動画のまとめサービスかもしれません。
JavPlayerの使い方でTecoGANのAIモザイク除去
TecoGANのAIを使ったモザイク除去で使われるツールは「JavPlayer」です。JavPlayerは TecoGANのAIを使ったモザイク除去を目的とした次世代メディアプレーヤーです。TecoGANのAIを使ったモザイク除去で使われるJavPlayerのサイトからダウンロードできます。
もともとはモザイク部分を自動で認識して低減するためのものでしたが、TecoGANのAIによるモザイク除去機能を搭載し、JavPlayerは世界中で愛される定番ツールとなりました。しかし、TecoGANのAIを使ったモザイク除去で使われるJavPlayerは2020年5月に突如開発がストップしたのです。
モザイク除去の夢は潰えたかのように思われましたが、2021年末になんとTecoGANのAIを使ったモザイク除去で使われるJavPlayerの開発が再開。現在は精力的に更新され、TecoGANのAIを使ったモザイク除去で使われるJavPlayerに新しい機能や技術が続々と追加されています。
JavPlayerの使い方でモザイク除去はTecoGAN
TecoGANのAIを使ったモザイク除去で使われるJavPlayerの使い方を見ていきましょう。TecoGANでモザイク除去するJavPlayerにモザイクのかかった動画を読み込ませると、自動で範囲を認識して低減が適用。モザイクの範囲がズレていたりAIの自動認識精度が低い場合は、TecoGANでモザイク除去するJavPlayer右上の加工設定から調整します。
TecoGANのAIを使ったモザイク除去で使われるJavPlayerの使い方は、次に超解像度パッチを選択。TecoGANでモザイク除去するJavPlayerの使い方では、デフォルトは「tgmain」（TecoGAN）です。続いてのTecoGANでモザイク除去するJavPlayerの使い方は、モザイク除去の録画方式を選択します。
TecoGANでモザイク除去するJavPlayerの使い方では、この設定はマシンスペックに合わせて選びます。ハイスペックなら「1pass」、そこそこならば「Fast」がベターなTecoGANでモザイク除去するJavPlayerの使い方です。
超解像度モデルなら、TecoGANでモザイク除去するJavPlayerの使い方はデフォルトの「TG-STD」で問題ありません。TecoGANでモザイク除去するJavPlayerの使い方で、すべての設定が終わったら「録画開始」。TecoGANでモザイク除去するJavPlayerの使い方では、あとは自動でモザイク部分を処理してくれますが、AIモザイク除去は短い動画でもかなり時間がかかるので気長に待ちましょう。
JavPlayer2.0の使い方でモザイク除去にTecoGAN以外
一時期は開発が止まった時期もあったJavPlayerですが、現在は積極的にバージョンアップが続いており、先日「JavPlayer2.0」もリリースされました。JavPlayer2.0ではAIによるモザイク検出が追加され、より高精度な除去が可能になっています。さっそくJavPlayer2.0の使い方を見ていきましょう。
JavPlayerに動画を読み込ませると、自動でモザイクの範囲を認識。JavPlayer2.0からは新たにAI検出が導入されました。また、JavPlayer2.0では超解像AIは2回目用も選択できるようになっています。最後に録画方式を選び「録画開始」を押せばモザイク破壊動画が生成される仕組みです。
現在ではさまざまな超解像AIが登場しており、画像生成AIなどのサービスで活用されています。JavPlayerは元々「TecoGAN」という超解像AIを採用していましたが、最新版ではより多くの超解像AIが使えるようになりました。JavPlayer2.0は使い方次第で、さまざまなモザイク除去AIの組合せが試せます。
JavPlayerの使い方でTecogan以外のモザイク除去AI
JavPlayerの最新版2.0ではTecoGANだけでなく、さまざまな超解像AIが選べるようになっています。用途別で重複しているAIもありますが、進化していることは間違いないでしょう。
「TecoGAN」はリリース当初から採用されているJavPlayerの基本となるモザイク除去の超解像AI。元の画像データを4倍の解像度にする機能を搭載しています。
「Real-ESRGUN（REG6B）」は、JavPlayer2.0の2回目用モザイク除去AIすぁう。画像生成AIのアップスケーラーとしてよく使われる静止画用の超解像AI。負荷が高く、動作が激重なのがデメリットです。
JavPlayer2.0での高速モザイク除去の使い方
「BasicVSR++」は2番目にJavPlayer2.0に搭載されたAI。高精細で安定した画像生成が売り。CUDAが使えるGPUが必須で、処理に時間がかかるのが難点。CUDAとはNVIDIA製GPU専用のプログラミングモデルです。
「IMDN」はJavPlayer2.0に搭載された2回目用。こちらもREG6B同様に静止画用の超解像AI。高速処理が売りのアルゴリズムではあるのですが、ノイズが増える傾向があります。
「TecoGAN8X」はTecoGANの進化系のモザイク除去AI。先日追加されたばかりの新しい超解像AIで、解像度を8倍にすることが可能。より鮮明なモザイク除去映像を実現します。
「REG6B＆IMDN」はReal-ESRGUNとIMDNの結果から、ディティールを生成します。3回も超解像AIを使いますが、必ずしも高品質なモザイク除去動画になるとは限りません。
JavPlayer2.0でモザイク除去をテスト
複数の超解像AIが使えるようになったJavPlayer最新版2.0ですが、はたしてどのAIが最も高精度にモザイクを除去できるのでしょう。それぞれ学習モデルが違うため、映像ソースによって一長一短はあるはずです。そこで「顔」と「一定の速さで動くもの」で、その精度を検証しました。
JavPlayer2.0ではアニメに特化したAIも搭載されていますが、今回は実写映像を想定。モザイクの大きさも大小2パターンを用意し、2回目用の超解像AIも検証しました（1回目はTecoGANを使用）。JavPlayer2.0の最新モザイク除去の精度はいかに…？
今回、JavPlayer2.0でテストしたサンプル動画は、アダルト動画で頻出する顔へのモザイク映像と、動くものへのモザイク映像を再現。動くモノに対してどれだけ精度の高いモザイク除去が可能か比較しました。まずは、高い精度が求められる顔のモザイク除去について、JavPlayer2.0で検証。ただし、大きなモザイクに関しては残念ながら実用レベルとはいえない精度でした。
JavPlayer2.0のモザイク除去を動くものテスト
JavPlayer2.0でテストしたサンプル動画は輪郭は維持しているものの、目鼻口はモザイクが大き過ぎるためか、ぐちゃぐちゃ。とはいえ、肌の再現性についてはJavPlayer2.0のTecoGAN8Xががんばっている印象でした。
一方、一定の速さで動くもののモザイク除去のJavPlayer2.0検証については、顔に比べると細かい再現が必要ない分、精度が高いように見ますが、実用性という意味ではかなり微妙なラインです。
やはり動きのある映像のモザイク除去はJavPlayer2.0でも難易度は高い模様。その中でもJavPlayer2.0のTecoGAN8Xは、ディテールを捕らえているようで、他に比べるとまともに見えました。
JavPlayerの使い方は3.0でモザイク除去UI変更
JavPlayer2.0に動画を読み込ませると、自動でモザイクの範囲を認識。2.0からは新たにAI検出が導入されました。また、超解像AIは2回目用も選択できるようになっています。最後に録画方式を選び「録画開始」を押せばモザイク除去された動画が生成される仕組みです。
さらに2024年10月、JavplayerがVer.3.00にアップデートされました。モザイク除去する JavPlayerの使い方ではUIが変更。モザイク除去AIを合成する機能が追加されています。
モザイク除去AIの組み合わせが増えたVer.3.00の登場で、Javplayerの使い方による高解像度化の処理速度もアップ。モザイク除去の精度もさらに増しているというわけです。
JavPlayerの使い方に再生しながらモザイク除去
その名の通り日本のAVのモザイク除去のために作られた動画プレーヤーが「JavPlayer」。低解像度の画像を高解像度化するAIを使って、モザイク部分を高解像度化し、あたかもモザイクを除去したかのように見せるというツールです。
そんなJavPlayerには、モザイクのかかった動画を再生しながらリアルタイムで除去する姉妹ソフト「JavPlayerEZ」もあります。これまでJavPlayerEZはテスト版でしたが、ついに正式版の販売がスタートしました。
JavPlayerEZはリアルタイムでモザイクが除去できる夢のプレーヤー。JavPlayerEZの精度はイマイチですが、モザイクの大きさによってはきれいにハマる場合もあります。JavPlayerEZのサンプル動画もその場でモザイク除去できるのは感動ものです。
JavPlayerの使い方でEZのモザイク除去の質
JavPlayerEZの価格は1,200円で、Windows11／10に対応。Mac版は仮公開中です。スムーズなモザイク除去を再生するため、GTX1060以上のGPUが推奨されています。機能が制限されたJavPlayerEZ体験版も利用可能です。
JavPlayerEZは、本家のJavPlayerに比べるとモザイク除去の質は落ちるものの、動画を再生しながらリアルタイムでモザイク除去ができるのは画期的です。
現状のJavPlayerEZはモザイク除去の精度に加え、モザイクの検出が甘かったり、それなりのGPUが必要だったりと、まだまだ発展途上という感は否めません。JavPlayerEZの今後の進化に期待したいところです。
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