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パチンコの特殊景品が純金入りに変更された理由

パチンコ・パチスロで出た玉やコインは、お店で景品に交換するのが建前ですが、ほとんどの人は景品交換所で現金へ交換するだけが目的の「特殊景品」へ交換します。かつて、特殊景品にはさまざまな製品が使われていましたが、いまは純金などの貴金属を利用する地域が多数派。貴金属が使われるようになった背景には意外な事情があったのです。


パチンコの特殊景品が純金入りに変更された理由

特殊景品にボールペンが使われていた

パチンコ・パチスロの景品には、カップ麺やジュース・洗剤といった実際に使えるものとは別に、「特殊景品」と呼ばれる実用性がほぼないものが用意されています。特殊景品は、パチンコ・パチスロ店の近くにある景品交換所で現金へ交換可能で、その存在がパチンコ・パチスロを実質的なギャンブルとしているのです。

特殊景品を利用したパチンコ・パチスロの仕組みは「三店方式」と呼ばれ、パチンコ・パチスロ店と景品交換所、そして特殊景品を製造・流通する会社が別々になっています。そのため、パチンコ・パチスロ店は直接プレイヤーに現金を渡さずに済み、建前上はギャンブルではないという説明ができるのです。

かつて、特殊景品にはケースに入れられたボールペンや文鎮といったものが流通していました。しかし、現在では多くの地域で特殊景品に純金などの貴金属が納められたプラスチック製カードが使用されています。

特殊景品へ純金などの貴金属が使われるようになった理由のひとつが、ボールペンや文鎮などと比べてかさばらないことがあります。現在は、パチンコ・パチスロの玉やコインが1回10万円を超えることも珍しくなく、1本1000円のボールペンで100本以上持ち運ぶのは大変です。

純金入りの特殊景品で暴力団を排除

一方、純金入りのプラスチック製カードであればサイズも小さく5000円などの高額カードも容易に設定可能。純金の重量を変えることにより、まったく同じサイズで1000円と5000円のように複数のカードを作り分けができ、プレイヤー側も持ち運びしやすくなります。

しかし、特殊景品へ貴金属が使われるようになった背景には、利便性とは別の理由がありました。1990年代に、東京都内のパチンコ・パチスロ店は全国ではじめて特殊景品へ純金を使いはじめましたが、その最大の目的は特殊景品の流通から暴力団関係者を排除するというものだったのです。

東京都内のパチンコ・パチスロ店の組合は、景品の流通問屋としてTSRを設立。さらに、景品交換所をTUCが管理する店舗に統一することで暴力団の排除に成功します。この際、特殊景品の市場価値を透明化するために純金が用いられるようになりました。

東京都内での成功を見て、他の地域のパチンコ・パチスロ店でも特殊景品へ純金などの貴金属が採用されるケースが増えています。さらに、純金など貴金属をカード内に入れる仕組みをとることで、特殊景品の偽造が難しくなる(偽造コストが高い)というメリットもあるのです。


パチンコの特殊景品は金相場に依存

金は有事の資産と呼ばれ、不景気になった時に価値が高まるのがセオリー。新型コロナウイルス感染症が猛威を奮うこの時世も例に漏れず、金の価格はグングン上昇中です。

そんな金相場にあざとく目を付けて、パチンコ店の特殊景品でひと儲けを企てる人々も出てきました。特殊景品に純金を採用することで、金相場の上昇により、想定以上の価値を持ってしまう場合が出てきます。

その際は直ちに特殊景品の買い取り価格の見直しが行われるのですが、東京都では即日交換が義務付けられていない場合がほとんど。金の価値が上がるまで特殊景品を溜め込んで、上がったら一気に大放出…を行う人たちがいるのです。

パチンコ店の「特殊景品」でひと儲けを狙う人々

特殊景品の金を地金商が買い取り

実際、2020年6月に大景品(金1g)の価格見直しが行われました。6,500円から7,000円への変更です。1個だけではわずか500円の儲けですが、もし数百万円分もの特殊景品を溜め込んでいたら…大儲けになります。

ただし、特殊景品の価格は上がり続けるとは限りません。2007年に初めての価格見直し(大景品2,500円→3,000円)があってから、これまで下がったことはないのですが、今後も「ない」とは言い切れません。また、今後は旧景品の買い取りを拒否するケースなど、何かしらの対策を取る恐れもあります。

ちなみに、パチンコ店の特殊景品の金は街の地金商で買い取ってもらうウラ技も可能。特殊景品の価格は実際の金相場よりも高めに設定されているため、こちらが得になるケースは基本的にありえませんが…。日々、金の価格に注目しましょう。


パチンコの特殊景品の交換分から端玉

特殊景品の交換レートはパチンコ店ごとでさまざまです。現在、等価交換をしてくれるパチンコ店はほとんどなく、1万円分の出玉もおよそ9,000円以下の価値になってしまいます。パチンコ店の「換金ギャップ」を埋める方法を紹介しましょう。

パチンコ店の換金ギャップ解消に便利なのが「会員カード」です。価値の落ちてしまった出玉を再プレイに使えるほか、特殊景品の交換分から漏れた端玉も、カード内に“貯玉”できます。

会員カードは景品カウンターに申し出れば無料で作成可能で、会員限定の優先入場や傘貸し出しなどのサービスも受けられます。等価交換のパチンコ店でないなら作って損はないでしょう。

パチンコ店では、特殊景品から漏れた端玉は強制的にいらないジュースやお菓子と交換しなければならない仕組み。会員カードがあれば、特殊景品分まで貯めてから交換することも可能です。

また、会員カード内に貯めたコインは、再プレイが可能。1枚あたり20円から19円以下に価値が落ちてしまったコインを、再び20円分として活用できるというわけです。

パチンコの特殊景品の換金ギャップを埋める方法

パチンコ店には特殊景品以外の景品

パチンコ店の特殊景品交換レートが等価交換でなかった場合、そのレートが低くなるほど、客の損となる「交換ギャップ」が発生します。そこでオススメなのが他の景品との交換です。

パチンコ店の景品カウンターでは、特殊景品以外にも日用雑貨やタバコ、高価ブランド品が並べられており、実はそれらとも交換できるのです。ここでの交換数は市場価格とほぼ同じに設定されているため、交換ギャップは発生しません。

もちろん、ディスカウントストアなどの方が安く手に入りますが、損を少しでも減らしたいなら、いずれ必ず使う物と交換するのが賢い選択です。

中でも、国で価格が定められ、外部の店で購入しても絶対に割引が得られないタバコは、換金ギャップ完全ゼロの景品。喫煙者ならばカートン単位で交換しておいてもよいでしょう。

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ラジオライフ編集部

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