UV-5Rシリーズが中華ハンディ機の主力の座に
八重洲無線「VX-3」の劣化コピー機、「UV-3R」から始まった安価な中華ハンディ機ブーム。2014年はショップが用意した日本仕様の合法機が注目されましたが、2015年は自分で保証を申請する「UV-5R」シリーズが人気です。UV-5Rが中華ハンディ機の主力の座になるまでの動向をまとめました。

UV-3Rで中華ハンディ機ブーム
2014年までの中華ハンディ機ブームを牽引したのは、BAOFENG(バオフォン)の「UV-3R」。最盛期は3,000円以下で買えたというチープさが魅力です。
腕に覚えのある無線家たちが改造を施し、アマチュア無線局としての「保証」を取得して合法機化するマニアックな“遊び”を楽しむ“素材”でした。
一方で、ショップオリジナルの日本仕様合法機も登場します。人気メンドウな改造や保証の書類作成なしで、中華ハンディ機を楽しみたいユーザーに支持されたのが、日本仕様の「NKT-G4」。メーカーに製造を依頼している販売店が発行する書類を添えるだけで、保証が降りて合法機になるからです。
UV-5Rはテンキー装備2バンド機
それが、自分で改造して合法運用するUV-5Rへと変わってきたのが2015年。スプリアスが厳しくチェックされ始めると、基板改造が必要なUV-3Rに変わって登場したのが「UV-5R」です。
テンキー装備の2バンド機は、技術系の無線家の目に止まり、独自に日本仕様化されてアマチュア無線局の保証を取得していきました。UV-R5の実勢価格は3,975円です。
そして先人たちは、保証に必要な書類や改造のポイントをWebで公開。多くの無線家がUV-5Rシリーズを自力で合法化して、中華ハンディ機の主力の座に押し上げていったのです。
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ラジオライフ編集部

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