NHK受信料不要のチューナーレステレビ増える理由
最近発売されるテレビは、ネット上のさまざまなコンテンツも楽しめるスマートテレビが主流となっています。このため、スマートテレビを買ってからテレビ番組をほとんど見なくなってしまったという人も多いかもしれません。そしていま、地上波テレビが映らずNHK受信料不要の「チューナーレステレビ」が続々登場しているのです。

チューナーレステレビとモニターの違い
NHK受信契約は、放送法でNHKのテレビ放送を受信できる設備を持つ人が結ぶ義務を持つと規定されています。逆にいえば、NHKのテレビ放送を受信できる設備がない世帯は、NHK受信料を支払う必要はありません。
そのため、最近人気を集めているのが、そもそもテレビチューナーを内蔵しない「チューナーレステレビ」と呼ばれる製品です。チューナーレステレビは、大手量販店のドン・キホーテが2021年12月に発売してヒット商品になったほか、2022年5月にユニテック、7月にSmartTVが相次いでチューナーレステレビを発売しています。
テレビチューナーを内蔵しないという意味では、パソコン用のディスプレイと変わらないのでは…と思う人もいるかもしれません。しかし、チューナーレステレビと呼ばれる製品はOSとしてAndroid TVを内蔵しており、アプリを利用して単体でさまざまな動画配信サービス視聴できるという大きな違いがあるのでです。
チューナーレステレビはNHK受信料不要
また、テレビチューナーなしではテレビ番組が見られないという事情も変わりつつあります。2022年4月から、民放各局の番組配信サイト「TVer」が、ゴールデンタイムの番組を同時配信するようになり、その他時間帯の番組の多くも見逃し視聴であれば放送後1週間視聴可能です。
さらに、スポーツ中継や海外ミュージシャンのライブは地上波やBSで放送されることが少なくなり、有料の配信サイトで視聴することが一般的になっています。こうしたジャンルをメインに楽しむ視聴者であれば、テレビチューナーが内蔵されていないテレビでも十分といえるでしょう。
なお、NHKのネット配信サービス「NHKプラス」に関しては、NHK受信契約を結んだうえで登録しないとフルサービスを利用できません。とはいえ、NHKの番組はそもそも見ないという人であれば、チューナーレステレビを導入することで、NHK受信料を支払わずに民放番組を楽しむことが可能となるのです。

ラジオライフ編集部

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