夏はほかの季節より「汗臭い」に注意すべき理由
汗をかきやすい夏場は、1年の中で最も臭いの気になる季節。マスク着用が当たり前だったここ数年は多少臭いがキツくても気づかれずに済みましたが、今年はそうはいかないかもしれません。「自分は大丈夫」と思っている人でも臭いに気づいていないだけという可能性もあります。夏場に汗の臭いに注意すべき理由を見ていきましょう。

夏の汗の臭いに気を付けるべき理由
ある調査では約9割が周囲の人の汗や臭いが気になると回答している一方で、男性の4割近くが臭いの対策を全くしていないことも分かっています。
また、特に夏場は汗をかきやすくなることはもちろん、湿度が高くなることで臭いを感知する鼻腔の嗅上皮が悪臭を感じやすくなったり、気温が上がることで臭気の揮発性が高まるなど、冬場に比べて汗の臭い対策が必要な季節です。
高温多湿の夏の汗の臭いに気を付けるべき理由は3つ。1つは、気温が上がり、臭いの元となる有機質の揮発性が上がること。湿度が上がり、鼻腔の嗅上皮が臭いを感じやすくなるという理由もあります。さらに、カビ菌など雑菌の繁殖が進み、悪臭が発生しやすくなるという理由もあるのです。
夏の汗は常在菌の分解で独特の臭い
汗には、エクリン腺から出る汗と、アポクリン腺から出る汗の2種類があります。エクリン腺は全身にある汗腺で、ここから出る汗の99%は水。本来はほぼ無臭なのですが、汗が皮脂や垢と混ざり、皮膚の表面にいる細菌(皮膚常在菌)が分解すると、独特の臭いが発生。これが、いわゆる「汗臭い」の原因です。
無臭の汗が細菌によって臭いを発するまで、1~2時間かかるといわれており、その前に汗を拭きとるなどのケアをすることで夏の汗の臭いは対策できます。
一方のアポクリン腺は、ワキや股間などにある汗腺で、この汗にはタンパク質、脂質、アンモニアなどが含まれています。そのため常在菌によって分解されると、より強い臭いを発生させることになるのです。

ラジオライフ編集部

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