ブラボーとはどんな意味？戦争映画の無線シーン

戦争映画や飛行機映画で「アルファ」「ブラボー」などの単語を耳にしたことがあるはず。ブラボーといえばイタリア語の感嘆詞として知られますが、この場合はアルファベットを誤認しないように頭文字を使った「フォネティックコード」と呼ばれるものです。航空無線でも聞き間違いを防ぐために、フォネティックコードが使用されています。「アルファ」「ブラボー」とはどんな意味か詳しく見ていきましょう。

アルファ・ブラボーの意味はフォネティックコード

航空無線を初めて聞くと「チャーリー」や「ウィスキー」など妙な単語が出てきて、何かの暗号かと誤解する人が多いもの。航空無線の交信では「B」を「ビー」とは言わずに「ブラボー」と言い換えています。これは「D」の「ディー」と混同しないため。Dは「デルタ」と言って聞き間違いを防いでいるわけです。

すなわち、アルファ・ブラボーの意味とは「フォネティックコード」と呼ばれる、世界共通のアルファベットの発音方法。アルファ・ブラボーの意味がわかるフォネティックコードは航空無線の交信を理解する際には、絶対に必要になるので必ずマスターしておきたい基本用語です。「MとN」や「TとP」など、ふだんの会話でも聞き取りにくいアルファベットを伝える時にもアルファ・ブラボーのフォネティックコードは活用できるでしょう。

実際のフォネティックコードを見ていくと「A」はアルファ、「B」はブラボー、「C」はチャーリー、「D」はデルタ、「E」はエコー、「F」はフォックストロット、「G」はゴルフとなっています。

アルファ・ブラボーの意味を航空関係者は利用

続いてのアルファ・ブラボーの意味がわかるフォネティックコードは「H」がホテル、「I」はインディア、「J」はジュリエット、「K」はキロ、「L」はリマ、「M」はマイク、「N」はノベンバー、「O」はオスカー、「P」はパパ、「Q」はケベックと続きます。

そして、アルファ・ブラボーの意味がわかるフォネティックコードは「R」がロメオ、「S」がシエラ、「T」がタンゴ、「U」がユニフォーム、「V」がビクター、「W」がウィスキー、「X」がエクスレイ、「Y」がヤンキー、「Z」がズールです。

アルファ・ブラボーの意味がわかるフォネティックコードは、航空無線のあらゆる場面に登場するもの。航空関係者は無線に限らず、アルファベットを伝える時はアルファ・ブラボーの意味がわかるフォネティックコードはを使って会話します。座席番号が「20D」ならアルファ・ブラボーの意味がわかるフォネティックコードで「20のデルタ」と呼ぶわけです。