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外環道ETC料金が他の高速より27%も割安な理由

東京23区をぐるりと囲む高速道路である東京外環道は、2016年2月からETC限定で距離に応じて高速料金が決まる仕組みに変わりました。その際「東京外環道の高速料金は接続する路線と同じ水準」との発表がありましたが、細かく料金を見ていくと、首都高速や東北道などと比べて距離当たりの料金が割安な区間も少なくないのです。


外環道のETC料金が他の高速よりも安くなる理由

外環道ETC料金は区間により27%割安

東京外環道の料金はかつて均一制でしたが、2016年2月26日からETC限定で走行距離に応じた料金へと移行しました。現在のETC通行料金は、普通車では29.52円×走行km+150円に消費税10%を加えて計算するのが基本で、上限料金が1040円となります。なお、現金車の場合は、入口ICから走行可能でもっとも離れた出口ICまでの料金です。

ところが、NEXCO東日本のWebサイト「ドラぷら」で東京外環道の料金を調べてみると、長距離区間では先ほどの計算方法で出した通行料金より割安な区間が存在。例えば、大泉IC~外環三郷西ICは29.4kmあり、本来であれば上限料金の1040円に達するはずですが、実際の通行料金は760円と約27%も割安なのです。

このような割安区間が東京外環道に存在するのは、過去の通行料金が関係しています。2017年2月25日までの東京外環道は大泉IC~三郷南ICが開通しており、通行料金は全線均一制で普通車は500円でした。一方、外環道全線を走行する際に距離制料金の原則をそのまま適用すると普通車1230円となり、2倍以上の値上げになってしまいます。

外環道のETC料金が割安になった経緯

そのため、距離制移行後の東京外環道の通行料金は特例として上限を設け、普通車の上限料金は750円となりました。その後、三郷南IC~高谷JCTまで開通した際に、東京外環道の上限料金は1020円へ引き上げれられましたが、それまで上限750円だった区間は値上げされることなく従来料金が維持されることになったのです。

2019年10月に消費税率が10%に上がった際、東京外環道の料金も750円だった区間は760円、1020円区間は1040円と値上げされましたが、料金システムはそのままです。大泉IC~三郷南ICと三郷南IC~高谷JCTの区間をまたぐ走行については、大泉IC~三郷南ICの従来料金に三郷南~高谷JCTの走行km分の料金をプラスして計算します。

例えば、戸田東IC~市川北ICを走行する場合、戸田東IC~三郷南ICの760円に三郷南IC~市川北ICの距離分にあたる240円がプラスされた1000円です。ちなみに、この区間は通常に計算すると上限の1040円となるため、ETC限定でわずかながら割安となります。

なお、これまで紹介した料金計算方法はETC限定。現金車については外回りの川口JCT以西と内回りの和光ICを除き上限料金1040円が適用されます。というのも、東京外環道は新倉PAでUターンできるため、内回りは新倉PA以西にある和光IC以外は上限料金まで走行できてしまうためです。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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