ナンバープレート盗難が急増した理由は海外向け?
ナンバープレートの盗難は定番のクルマ犯罪ですが、最近また急増しているようです。これまでは車検切れでナンバーが無い車両や盗難車に使う目的でナンバープレートが盗難されるケースが多かったもの。ところが、最近はJDM(日本仕様にカスタマイズしたクルマ)のブームにより、盗難されたナンバープレートは海外に流されている模様です。

ナンバープレートは盗難される危険
そもそも車のナンバープレートの左上に施されている封印は、正式な手順で車検を通した証明と同時に、封印と封緘に分かれた複雑な構造から、簡単に取り外せないものとされています。
しかし、ナンバープレートの封印は、マイナスドライバーなどでめくり上げて外すことが可能。実際、YouTubeにもナンバープレートの封印の外し方を紹介する動画が多く上がっています。
さらに、ナンバープレートの封印以外に取り付けられている六角アプセットボルトは、プラスドライバーや10mmレンチで容易に外すことが可能。このようにナンバープレートは盗難される危険が高いのです。
ナンバープレート盗難で1枚5万円以上
こうして盗難されたナンバープレートは海外に流されている模様です。アメリカのECサイト「eBay」などでは日本の使用済みのナンバープレートが多数出品されていて、中には1枚5万円以上で取引されているものもあるといいます。
実際、スリー7の多摩ナンバープレートは、なんと1枚53,432円で出品されていました。その他にも土浦・相模・横浜・群馬ナンバーのナンバープレートを確認しています。
そんなナンバープレート盗難の対策は、取り付けネジを簡単に外せないようにすることです。たいていの場合、ナンバープレート発行時に渡される六角アプセットボルトをそのまま使っているでしょう。(文/Toybox)

ラジオライフ編集部

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