片手操作の「ハンドヘルド型ハンダごて」が安い
大量にハンダ付けをする際にネックとなるのが、こて・ハンダ・部品の扱いです。利き手でハンダごてを持ち、もう片方の手とアシストツールでハンダと部品を扱うわけですが、これだとハンダ付けをする度に持ち直しや、位置替えが必要に…。それを解決するのが、トリガーを引くとハンダが供給される「ハンドヘルド型ハンダごて」です。
トリガーを引くとハンダが自動で供給
ハンダ付けで何かと不便なのが、こてとハンダの関係。利き手でハンダごてを持ち、もう片方の手でハンダと部品を扱わなければなりません。
その不便さを解決するのが「ハンドヘルド型ハンダごて」。トリガーを押すことでハンダがこて先にニュルっと飛び出して溶けるため、手に持つのはこてと部品の2つだけでOKなのです。
具体的には、ハンダごてとハンダが一体化しており、トリガーを引くことで、コテ先の下のパイプからハンダが供給される仕組みです。国内でも似たような製品がありますが、多くは工業向けで高額。しかしAliExpressなら2,000円弱と激安で手に入ります。
ハンドヘルド型ハンダごての使い方は、まずはこての後方に設置されたガイドにロールハンダをセットしたら、ハンダ内部のカムギアにハンダを通します。そして、トリガーをカチカチと引きながら誘導パイプ内にハンダを送り込むのです。
ハンドヘルド型ハンダごてを使うコツ
ただし、ハンダがうまく穴に入らず、入り口付近でハンダがぐちゃぐちゃと停滞してしまうことも…。そんな時は細い棒状のものを使って、穴に入るように調整しましょう。
こてを分解してみたところ、セラミックヒーターが採用されているので、こて先の温度が安定しやすいことが分かります。
ハンドヘルド型ハンダごては、寝かせ過ぎてしまうと意図しない場所にハンダが広がってしまうので、立てて使うのがコツです。なお、付属のハンダは鉛がかなり含まれているようなので、ホーザンや白光など日本メーカーの製品を用意したほうがよいでしょう。
出力は60W、温度は430度、電圧は110Vです。サイズ/重さは180W×190H×28Dmm/272g。実勢価格は1,693円です。(文/Toybox)
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ラジオライフ編集部
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