ロシア軍が使っている無線機は1台3千円だった?
ウクライナとロシアの戦争が続く中、ネットに1枚の写真が出回りました。それはロシア兵が放棄したといわれるハンディ無線機。そのディスプレイはどこかで見たような雰囲気が…。メーカー名は消されていたものの中華ハンディ機のメーカーとして有名なBAOFENGの新型機「UV-82」だと思われます。詳しく見ていきましょう。

BAOFENGのUV-82はアリエクで3千円ほど
報道によると、ロシア軍はアナログ無線機を使っているため、通信を傍受され苦戦しているとのこと。BAOFENGの新型機「UV-82」だと思われる写真がそれを裏付けることになったのです。
UV-82は、中国の通販サイトAliExpress(アリエクスプレス)でわずか3,000円程度で売られている無線機。それを、世界ーの陸軍大国ロシアが使っていたとは、あまりにもお粗末。ロシア軍は、無線機も使い捨てなのでしょうか。
UV-82は2バンド機で、各バンド専用のPTTスイッチを上下に装備したスタイル。送信バンドを切り替えずに、各PTTスイッチを押すだけで即座に送信できます。さらに、FMラジオ放送の受信機能を搭載。ロシアバンドと呼ばれる65.9~74.0MHzをカバーしています。
BAOFENGのUV-82をアマチュア無線機化
UV-82は、中華ハンディ機を改造して日本のアマチュア無線として登録できた「UV-5R」シリーズと同じ基板&プログラムを使っていると思われるアナログハンディ無線機です。
そのため、JARDやTSSの保証を受けてアマチュア無線機としての登録は可能と推測されます。ただし、昨今は新スプリアス規格など、チェックが厳しくなっているとも聞くので、それらの対応が必要になるでしょう。
UV-82は送受信周波数が136~174/400~520MHz、FMラジオ放送受信周波数が65.0~108.0MHzです。送信出力は8/1W。アンテナ接栓は逆SMA型で、電源はリチウムイオンバッテリー(7.4V/2,800mAh)となります。サイズ/重さは58W×110H×32Dmm/130g。実勢価格は3,273円です。

ラジオライフ編集部

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