D-808は毎年改良を重ねて化する多機能BCLラジオ
2019年にAmazonで購入できるようになった、XHDATAの小型ポータブルラジオ「D-808」。ひと言で表現するなら、毎年改良を重ねて進化し続ける多機能BCLラジオです。終売となった小型ポータブルラジオの標準モデルといえるアイワの「AR-MD20」の代替機となりえるかどうかをチェックしました。
D-808は音の潰れもなく雑音も少なめ
XHDATA「D-808」のボディは、小型ポータブルラジオの標準モデルといえるアイワの「AR-MD20」よりもひと回り大きいものの、AM波の感度はボディの大きさに比例して高くなっています。
フェージングを除けば、音の潰れもなく雑音も少なめです。ラジオNIKKEIの感度はAR-MD20と同程度。FM波の感度は、85MHz以下がAR-MD20にあと一歩及ばずですが、85MHzを超えるとAR-MD20よりもわずかに上回るのです。
D-808は電波が弱くなると音量を自動で下げるソフトミュートが、AM波とラジオNIKKEIではわずかに発生します。一方で、FM波ではそこそこ発生するのです。
D-808のバンド切り替え時間が半減した
D-808は、製造年ごとに内部が変更されています。2019年版は起動とバンド切り替え動作がもっさりでしたが、2024年に入手したUSB Type-Cバージョンは起動とバンド切り替え時間が半減しました。
また、電源投入時とバンド切り替え操作で発生する、「パツン」というイヤホン端子から出力されるポップノイズが少し聞こえる程度にまで改善されています。
内部へ飛び込む、携帯電話基地局からのノイズもかなり減りました。ボタンはそこそこ軽い力で押せますが、出っ張りが少なく操作しづらいです。この点は、今後改良されることを期待します。実勢価格は10,500円です。
ラジオライフ編集部
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