DJ-X100で受信機に初搭載となったGPSデータ表示
アルインコ初のデジタル受信機「DJ-X100」は、デジタル・アナログ・データの3つの受信モードを搭載しています。中でも注目は、DJ-X100で受信機に初搭載となったデータモード。受信波の位置データをビジュアルとして表示する機能です。GPS機能を使った位置データ表示機能を詳しく見ていきましょう。

DJ-X100は位置データビジュアル表示
DJ-X100で受信機に初搭載となったのが、受信波の位置データをビジュアルとして表示する機能です。アナログ通信になりますが、船舶のAISに含まれる緯度と経度情報を解析できます。
ディスプレイに各船舶の位置をリアルタイムで表示。地図上にプロットされるわけではないとはいえ、ハンディ機の画面上で受信データを“見られる”のは画期的な機能です。
自分の位置を確定させるGPSの受信状態を示すGPS表示画面では、自位置が測定されると「GPS」のアイコンが点滅から常時点灯へ移行。データ通信に含まれる位置情報を表示する起点になります。また、GPSメモリースキャンではGPSの捕捉は必須です。
DJ-X100に上位機搭載のF-COUNT機能
船舶自動識別装置、AISの電波を受信するとデータを解析して船舶の位置を表示。移動中の船舶は矢印状のマークで進行方向を示します。画面右下はテンキーに割当てられたコマンドを表示。表示距離の変更や画面の中心位置を移動できます。
2000年発売の「DJ-X2000」以来、アルインコの上位機に搭載されてきた周波数カウンター機能をDJ-X100も搭載しています。検知帯域内を順々にサーチしているようで、即座に発見というスムーズな動作ではありません。また、直近の強力な電波でなければ検知できないので、受信対象への接近戦が必要となります。
アルインコ受信機の上位機に定番の機能が、直近の強力な電波をキャッチする「F-COUNT」機能。サーチ範囲は50~470MHzで、判明波はVFOに移行させて受信できます。

ラジオライフ編集部

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