PASMO乗車で貯まったポイントが3月末で消える件
首都圏の鉄道・バス会社が発行する交通系ICカード・PASMOでは、チャージ金額は共通な一方で、鉄道乗車で貯まるポイントは加盟各社ごとにサービスを行っています。このうち、東京メトロが行うポイントには有効期限があり、3月末日で前年度のポイントが消えてしまうことになるため、残りポイントがある人は3月中に交換が必要です。

メトポは1ポイント=1円でチャージ
東京メトロでは、PASMO利用者向けに「メトポ」「メトロポイントPlus」という2種類のポイントプログラムを提供しています。このうち、メトポはカード式・スマホ内蔵のPASMOを利用している人であれば東京メトロ路線への乗車でポイントが貯まり、年会費は不要です。ただし、メトポを貯めるには事前の会員登録が必要です。
一方、メトロポイントPlusは東京メトロの提携クレジットカード「ToMeカード」向けのポイントプログラム。メトロポイントPlusでは、提携カード会社の利用ポイントに加え、東京メトロへのPASMO乗車分やオートチャージ金額に応じて「メトロポイント」による還元が上乗せされる仕組みです。
メトポ・メトロポイントともに、貯まったポイントはPASMOへ「1ポイント=1円」としてチャージして利用できます。さらに、メトロポイントに関してはセブン・イレブン系列の電子マネー・nanacoやANAマイレージ(ANA提携カードのみ)・楽天ポイント(2022年3月31日まで)へ交換することも可能です。
メトポは翌年度の3月末で失効する
PASMO利用やクレジット保有が条件となりますが、東京メトロの乗車でポイントが貯まるメトポ・メトロポイントは、東京都内在住の人であれば貯めやすいサービスといえます。しかし、メトポ・メトロポイントには有効期限があり、いずれも付与された翌年度の3月末を過ぎるとポイントが失効してしまうのです。
この有効期限は、東京メトロへの乗車日ではなく、ポイントが付与された日で決まります。例えば、2021年3月の東京メトロ路線への乗車で貯めたメトポは翌月の4月11日に付与されるため、有効期限は2022年3月までです。
なお、メトポ・メトロポイントとのPASMOチャージへの交換手続きはネットには対応しておらず、東京メトロ主要駅に設置された多機能券売機を利用して行う仕組みで、ポイント残高も多機能券売機から確認できます。なお、メトポ・メトロポイントのPASMOへの交換は、いずれも10ポイント単位です。

ラジオライフ編集部

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