Amazonの返品トラブル「中抜き」が横行する理由
Amazonでは購入後、一定期間内の返品を受け付けており、購入者都合でも返品できるようになっています。返品された商品はAmazonの倉庫で検品されるのですが、この時チェックするのはパッケージの開封の有無と商品の重量測定のみ。このユルさが返品詐欺を招いています。Amazonの返品トラブル「中抜き」について見ていきましょう。

Amazonの返品トラブルに商品の中抜き
Amazonでよくある返品トラブルが商品の中抜きです。ていねいにパッケージを開けて中身を抜いた上で、使い古した同等品やゴミを詰めて返品するパターン。返品された商品は「開封の形跡なし」「発送時と同重量」とみなされ、新品の棚に戻されます。
すると、次に購入した人の元へゴミ入りの商品が届いてしまうというわけです。「そういうのはマーケットプレイスの商品だけで、Amazon販売品なら大丈夫でしょ」と思うかもしれませんが、答えはノーです。
いわゆる新品未開封未使用品は、Amazon販売品もマーケットプレイス販売品も「新品」として同じ棚に入れられます。購入先がどちらでも、この新品の棚から順に発送されるので、中抜き品が混ざるとロシアンルーレット状態となるのです。
Amazonに返品しても再び中抜きが届く
実際に、先日もAmazon販売・出荷の商品を購入した人が被害に遭いました。届いたCPUのパッケージを開けると肝心の本体はなく、付属のファンのみ。返品交換するも、再び中抜き商品が送られてきたそうです。
中抜きされたAmazon商品は、段ボールの中に緩衝材も何もなく雑に商品パッケージだけが入っていたとか。しかも、2回目の中抜き商品はいまだ返金されないままだといいます。
中抜きがあった商品は、AMDのCPU「RYZEN 5 3600」。13,777円の高額商品です。レビューには「抜かれていた」「CPUが入っていない」という声が続々。いずれも付属のファンだけは入っていたというから同一人物による犯行かもしれません。

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- NHK受信料不要チューナーレステレビ最安値は? - 2023年3月24日
- まだアナログで聞けるマスコミ無線は何がある? - 2023年3月24日
- 自ら隊配備のオートマ拳銃が一斉回収された理由 - 2023年3月23日
- 警部補の階級章から警察官バッジは金色が増える - 2023年3月23日
- 無料配信のABEMAビデオは倍速再生でタイパ抜群 - 2023年3月23日
この記事にコメントする
この記事をシェアする
あわせて読みたい記事

AmazonのFireタブレットが圧倒的に安い理由とは

Amazonマーケットプレイス非表示にするコマンド

Amazon配送でトラブル続出の業者を避ける裏ワザ

闇市化するAmazonで規制対象グッズを避ける方法
オススメ記事

悪質な盗撮犯罪は年々増加傾向にあります。警察庁によると、2021年の盗撮行為による検挙件数は5019件で過去最多を更新。盗撮犯罪は1930件だった2011年から10年間で2倍以上に増えたことに[…続きを読む]

テレビ番組の盗聴特集などを見て、自宅に盗聴器が仕掛けられていないか気になった人は多いでしょう。盗聴器の見つけ方は、そんなに難しいものではありません。そこで、盗聴器の見つけ方をいくつか紹介しまし[…続きを読む]

圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、LINEの会話を探偵が盗聴する手口を見ていくとともに、それを防ぐ[…続きを読む]

盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接「盗聴器」を仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ[…続きを読む]

おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]