UVライトで偽造クレジットカードをすぐ見抜く
紙幣の鑑別に使われるUVライト。小型で取り扱いやすいLEDタイプが売られています。UVライトで対象を照らすだけで、蛍光物質のインクが発光するかどうかで偽造紙幣や偽造クレジットカードかどうかを判定できます。ちなみに、鑑別には375nm前後の波長が最適です。UVライトを詳しく見ていきましょう。

UVライト照射で浮き出るインク
肉眼では見えない隠れた模様が、UVライトの照射で浮き出るものがあります。紙幣・商品券・クレジットカード・パスポートなど偽造されると困るものには、このUVライトに反応するインクが使わているのはご存じの通りです。
白色LEDの発光には3.5V程度の電圧をかけますが、紫外線LEDはそれよりさらに高い4.5~6Vが必要。Amazonでは単3形乾電池1本で2Wと高出力の紫外線を発光するLEDライトが、お手頃価格で入手できます。
それがIntsunの「365nm UV LEDライト」です。UVライトの波長は365nmで、出力は2W。到達距離は50mです。電源は単3形乾電池×1本。サイズ/重さはΦ25×100Dmm/65gとなっています。実勢価格は2,250円です。
UVライトを照射すると文字が出る
UVライトは金券類の真贋判定などに1本あると便利でしょう。クレジットカードやパスポートなどの偽造対策を見抜くのも楽しいかもしれません。ただし、目に炎症を起こすので光源を直視しないようにしましょう。
例えば、クレジットカードにUVライトを照射すると、MasterCardの場合は「M」と「C」の文字が浮き出てきます。また、パスポートの場合は高度な技術で、顔写真がそのまま蛍光インクで不可視印刷されているのです。
このほか、パスポートのスタンプ欄には桜も描かれています。また、各国の出入国のスタンプにも蛍光インクが使われていたりするのです。日本の紙幣をはじめとして、各国の紙幣の偽造防止対策を見ても楽しめます。
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ラジオライフ編集部

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