暗証番号を盗み出すテクニックを再現してみた
スキミングはATMにスキマーと隠しカメラを仕掛けることで、カード情報と暗証番号を盗み出す犯罪です。実はこうした暗証番号盗撮の原点となる事件が2005年1月に起きています。暗証番号を盗み出す方法を確認するとともに、実際にどのように暗証番号が盗撮されるか再現してみました。
ロッカーのカギとなる暗証番号を盗撮
狙われたのは、ゴルフ場の暗証番号入力式の貴重品ボックス。ここに偽装カメラが仕掛けられ、ロッカーのカギとなる暗証番号を盗撮していたのです。
盗撮した暗証番号でロッカー内の財布からクレジットカードやキャッシュカードを抜き取ってスキミングを行いました。現金を狙わなかったのは、犯行の発覚を遅らせるためです。
このケースでは、カードの暗証番号が盗まれたワケではありませんが、貴重品ボックスの暗証番号に各種カードの暗証番号同じ数字を使っている人がいたり、誕生日を暗証番号にしている(免許証などから誕生日をチェック)人がいたことから、実質的にカードの暗証番号を盗まれたのと同様の被害が出てしまいました。
ちなみに、このゴルフ場の貴重品ボックを狙った暗証番号の盗撮はまだまだ過去のものではありません。2012年末には、類似した手口で総額1億円以上を荒稼ぎした中国人が逮捕されています。
暗証番号の盗撮を電波式カメラで再現
そこで、電波式偽装カメラと映像受信機を使ってどのように暗証番号が盗撮されていたのかを再現してみました。実験で使った貴重品ボックスは、テンキータイプの入力ボタンを備えたもの。暗証番号がカギ代わりで、入力するとトビラが開くタイプです。
今回実験で使ったカメラは比較的分かりやすい大きさでしたが、もっと小型で気付かれにくい偽装カメラは普通に市販されています。そして、カメラの電波は50mほど離れた場所でも受信できました。
これなら駐車場のクルマの中などで暗証番号の確認が行えるということ。実際に暗証番号の入力シーンを再現すると、指がどのボタンを押しているのかがハッキリと確認できたのです。
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ラジオライフ編集部
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