年度末によく取り締まられる小さい交通違反とは
交通違反の取り締まりは、特に厳しくなる時期があります。それが春と秋の全国交通安全運動週間。あとはノルマの締めとなる月末です。同じ月末でも、年末の12月と年度末の3月はさらに注意が必要になります。年度末によく取り締まられる小さい交通違反を見ていきましょう。
小さい交通違反で目標件数を達成
実際、交通取り締まりを専門とする交通機動隊には「目標件数」といわれるノルマが存在。新人は月に100件の交通違反を取ることが目標とか。目標件数を達成しないと、部署の来期予算を減らされることになるので必死に守ろうとするのです。
そもそも優秀な交通機動隊員は各自、捕まえやすい交差点など“持ち場”を押さえています。そういう人は、持ち場を回ってスピード違反車を取り締まり。できる人なら1日で20件も取って来るといいます。
しかし、優秀ではない隊員は月末になっても必死に違反車を探すことになるというわけ。先輩の持ち場を借りたりして、なんとか目標件数を越える努力をします。このため、月末に取り締まられるのは小さい交通違反ばかりになるのです。
スピード違反以外の交通違反を狙う
月末や年度末によく取り締まられる交通違反の筆頭が「通行帯違反」。高速道路では、追い越し車線を走り続けると違反です。「左側追い越し」もよく取り締まられる交通違反。追い越し車線を使わず、左側の通行帯から追い越すのは違反です。
「一時停止無視」にも要注意。踏み切りや一時停止線などで停まらないクルマを、月末の交通機動隊員は見逃してくれません。このほか、携帯電話やシートベルトの不備などスピード違反以外の交通違反ばかりを狙っています。
テールランプの電球切れなど整備不良もターゲット。運転者は意外に気づかない場合が多いので注意しましょう。原付きの2段階右折無視もよく取り締まられます。白バイが交差点で待機していると思って間違いありません。
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ラジオライフ編集部
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