交通違反の点数は減点ではなく加点するシステム
交通違反をすると反則金や罰金とは別に、交通違反に応じた行政処分が下されます。その時に付けられる点数が一定以上累積すると、免許停止や免許取消などに…。ただし、一般的に交通違反の点数は減点と思われていますが、正しくは加点するシステムです。

交通違反によって付加点数は違う
交通違反によって付加点数は違い、例えば速度超過25km以上30km未満は3点、酒酔い運転は35点など。そして、交通違反による付加点数と3年以内の前歴によって免許停止日数など行政処分の内容が異なるという仕組みです。
交通違反の中でも軽微なものを「反則行為」と呼びます。一定期間中に納付書に書かれた反則金を払えば済み、青キップはこの「交通反則告知書」のことを指すのです。
そして、一般道で時速30km以上オーバーなどの重い違反には「交通切符告知票」が渡されます。これが赤キップです。
交通違反の点数システムは加点
赤キップが適用される交通違反はこのほか、無車検運行(6点)、無保険運行(6点)、酒気帯び運転(13点以上)など。点数が高い交通違反としては酒酔い運転(35点)や無免許運転(25点)、共同危険行為等禁止違反(25点)などがあります。
反則行為に収まらない6点以上の重い違反に渡されるのが赤キップ。ちなみに、持ち点があってそこから減点されるのではなく、無違反者は0点で加点されていくのが交通違反の点数システムです。
赤キップの場合は、反則行為ではなく刑事罰として前科が付きます。交通裁判所に呼び出され、裁判を行うのです。
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ラジオライフ編集部

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