ストーカーアプリと呼ばれる「Cerberus」の機能
スマホを通じてターゲットの行動などを監視できるのが「ストーカーアプリ」です。個人情報の宝庫であるスマホを遠隔でモニタリングし、情報を抜き取ることができるストーカーアプリの定番ともいえるのが、2011年頃に登場し、世間をざわつかせた、Android用の盗難防止アプリ「Cerberus(ケルベロス)」です。

ストーカーアプリと呼ばれる理由
Cerberusは基本的に、CerberusアプリをインストールしたAndroid端末を、CerberusのWebサイトから監視・操作できる仕組みです。建前上は“スマホの紛失・盗難対策用”とされていますが、盗難対策用として搭載されている機能は、そのまま監視用に使えるためにストーカーアプリとも呼ばれていいます。
同種のストーカーアプリが次々と撤退していく中、9年経った今でも機能は健在。無料版でも「AutoTask」という操作設定により、ターゲットの居場所や行動がある程度読めるようになります。
自分で利用するか否かは別として、ストーカーアプリにどんな機能があるかは知っておいて損はないでしょう。なお、Cerberus無料版はアプリアイコンの非表示には対応していません。ただし、別の「Nova Launcer」などの有料アプリをインストールしている端末であれば、非表示は可能です。
ストーカー用にも使える機能ばかり
また、有料版Cerberusでは「遠隔操作で周囲の音声を録音」「遠隔操作でカメラ撮影」「SMSの送受信記録を取得」「通話記録を取得」「端末にロックをかける」「遠隔操作でアラームを鳴らす」「アイコンを非表示にする」などの操作が可能です。どれも盗難対策用に使えますが、ストーカー用にも使える機能です。
アプリはCerberusのサイトからダウンロード。最初の6日間は試用期間となり、有料版の機能も含めて使用可能です。アプリの初回起動時にはアカウントの作成が求められるので、ユーザーネームとパスワードは控えておきます。
PCでのログインやGPSを調べる際に使う管理者権限を求められたら「有効にする」を選択。画面の指示に従っていけば設定は終了です。なお、日本語に完全対応しています。
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ラジオライフ編集部

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