型落ちiPhoneを赤外線カメラに改造してみた結果
最近ネットオークションやフリマサイトで、赤外線仕様に改造されたスマホが販売されています。これまで、コンデジやアクションカムを赤外線カメラに改造してきましたが、理論上、やることは同じ。赤外線カットフィルターが入っていれば除去し、赤外線だけを通すIRフィルターをセンサー前に設置すればOKのはずです。

iPhoneの赤外線カメラ改造で破損した
さっそく、2014年発売のiPhone6で赤外線カメラ改造にトライしてみました。用意するIRフィルターは、富士フイルムのIR72~76辺りのものを使用。可視光線を吸収し赤外線だけを透過します。
ディスプレイを外し、背面のメインカメラユニットを分解してみたところ…。センサーまではバラせるものの、光学式手ブレ補正機能が破損し、元に戻すことはできませんでした。小さい上に複雑化したiPhoneカメラの改造は現実的ではないといえるでしょう。
と、ここで諦めてしまうと、ただの失敗報告なので、自撮り用のインカメラで再チャレンジです。テレビリモコンをインカメラで見てみると、赤外線LEDの投射を確認できました。
iPhone赤外線カメラ改造は戻して完成
つまり、iPhoneのインカメラには赤外線吸収フィルターが内蔵されていないということです。さらにメインカメラと違って、手ブレ補正などの機能は無いので、構造がシンプル。こちらならイケそうです。
パネル上部のプラスネジを除去し、スピーカーユニットを外すと、カメラ部分にアクセスできます。カメラユニットを取り外したら、フロントパネルとの間に、丸くカットしたIRフィルターをセットします。
あとは元に戻せばiPhoneの赤外線カメラ改造は完成です。インカメラなので、セルフタイマーを使って赤外線カメラ撮影することになります。簡単な改造ですが、試す場合は当然ながら自己責任でお願いします。(文/Toybox)
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ラジオライフ編集部
ラジオライフ編集部 : 三才ブックス
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