クレーマー対応で相手から引き出すNGワードとは
客からのクレームには企業も頭を抱えています。しかし、企業側もただ謝るだけではなく、分析や対処法をアップデート。クレーマーの背後関係を調べたり、不備があった製品の製造番号から原因を突き止めたりと対処法は進んでいます。プロのクレーム火消し人が教えるクレーマー対応の手法を見ていきましょう。
クレーマー対応は警察OBが当たる
商品の欠陥などに文句をつけ、直接企業に乗り込み金品や利益供与を目論む職業クレーマー。昔ながらのクレーマーですが、この手のタイプは商品券やそれに類するものが手に入れば、基本的に目的を達成するので対応は簡単といいます。
しかも、企業側もこのようなクレーマーへの対応は慣れたもの。恐喝罪となる「金品をよこせ」というNGワードを引き出すために何時間もクレーマーに対峙したり、威力業務妨害罪となるような言動を見逃さなかったりと巧みです。
たいていの場合、企業側にはクレーマー対応に警察OBなどが当たっていて、クレーマーなど恐くもなんともないといいます。企業側はのらりくらりと「誠意とは何でしょうか?」と問い続けたりして、相手の出方をしっかり監視しているのです。
クレーマー対応に効果のあるワード
また、企業のクレーム係は相手の素性を調べ上げ、背後に怪しげな団体などが付いていないことを突き止めると、今度は相手の望みをできる範囲で聞くようにするクレーマー対応に変わります。
例えば、普段は真面目なサラリーマンが購入した製品の些細な欠陥から爆発してしまうケース。「責任者を出せ」という要求ならば、実際に責任ある立場の人間から手紙を送ることで、クレームが収まるケースが多いといいます。
さらに、不買運動など何かの活動で抗議する人たちのクレーマー対応では「不勉強でした」という低姿勢が有効です。最も効果のあるワードは「なるほど、勉強になります」だといいます。
■「クレーマー対応」おすすめ記事
クレーマー対応に弱い人と強い人はココが違う
クレーマー対応は「NGワードをいうまで待つ」
クレームで逮捕される危険のある6つのNG行為
クレームで居座り続けると不退去罪で逮捕される
クレームの恐喝罪と脅迫罪と強要罪は何が違う?
クレーマーにカモにされやすいタイプはこんな人
悪質クレーマーが苦手とするタイプはどんな人?
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- YouTubeを広告なしの国から視聴する裏ワザとは - 2024年11月22日
- NHK受信料のBSのみ視聴で割安な特別契約とは? - 2024年11月22日
- 可搬式オービスの速度違反は15km/h未満は無視? - 2024年11月22日
- Catchyは仕事も私生活も役立つ文章生成サービス - 2024年11月21日
- NHKメッセージ消去の裏技「録画」が通用する理由 - 2024年11月21日
この記事にコメントする
あわせて読みたい記事
悪質なカスハラのカモになりやすいのはこんな人
MSSS対応レーダー探知機がセルスターから登場
MSSS対応レーダー探知機のユピテルLS320を実走調査
スマートスピーカー対応のテレビが超便利だった
オススメ記事
2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]
モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]
圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]
盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]
おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]