クレーマーが逮捕される店員を怒鳴る威力業務妨害罪とは
相手の店員に非があり、その対応に誠意が微塵も感じられなければ、カッとなって頭に血が上って怒鳴る衝動に駆られるのも当然です。しかし、怒りに任せて相手を小突いたり、店員を怒鳴るなどすれば、監視カメラやICレコーダーが証拠となって罪の問われてクレーマーとして逮捕される恐れも…。クレーマーが逮捕される危険のある店員を大声で怒鳴る威力業務妨害罪などを見ていきましょう。

クレーマーが逮捕される大声で怒鳴る威力業務妨害罪
クレーマーが逮捕される危険のある行為で、店員を「大声で怒鳴る」は威力業務妨害罪になります。店内で暴れたりするのも同様に威力業務妨害罪になってクレーマーとして逮捕される可能性あり。威力業務妨害罪は最大3年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。また、Twitterなどでデタラメな情報を書き込んで業務を妨害すれば、偽計業務妨害罪のクレーマーとして逮捕されることもあります。
クレーマーが逮捕される危険のある行為で店員に「金銭を要求する」のは恐喝罪。事実関係の調査もないうちからいきなり、「ケガしたから治療費を払え」や「迷惑料をよこせ」と要求することで恐喝罪は成立。クレーマーが逮捕される危険のある恐喝罪は最大10年以下の懲役となります。クレーマーで恐喝罪で逮捕されないように「治療費はどうなるんですか?」と丁寧に質問します。
クレーマーが逮捕される危険のある行為で「殺すぞ!と脅す」のは脅迫罪。クレーマーが逮捕される危険のある脅迫罪は最大2年以下の懲役又は30万円以下の罰金です。恐喝罪との違いは金銭の要求ではなく、相の生命や自由や名誉や財産を奪うぞといって脅すこと。「娘をさらうぞ」や「ネットに晒してやる」もクレーマーが逮捕される可能性大です。
土下座しろと店員を大声で怒鳴る罪でクレーマー逮捕
クレーマーが逮捕される危険のある行為で店員を「土下座して謝れ」と大声で怒鳴るのは強要罪。クレーマーが逮捕される危険のある強要罪は最大3年以下の懲役になります。コンビニ店員に不当なクレームをして土下座を強要、その様子をTwitterに投稿した男女4人が逮捕されています。彼らはタバコを騙し取るなどもしたため、逮捕容疑はクレームの強要罪でなく恐喝容疑でした。
クレーマーが逮捕される危険のある行為で「その場に居座る」のは不退去罪。クレーマーが逮捕される危険のある不退去罪は最大3年以下の懲役又は10万円以下の罰金です。料理を出す順番に立腹してクレーム、ラーメン店に3時間居座った客が逮捕されたケースも…。なお、不法侵入で居座った場合、クレーマーが逮捕されるのは不退去罪ではなく住居侵入罪です。
クレーマーが逮捕される危険のある行為で「嘘のクレームで金品を騙し取る」のは詐欺罪。最大10年以下の懲役です。ウソの苦情を入れ、現金や商品を騙し取ると詐欺罪となります。クレームの大筋が正しくても、被害を不当に水増しして補償を要求すれば、やはり詐欺罪です。
■「クレーム」おすすめ記事
クレーマー対応は「NGワードをいうまで待つ」
クレーマーにカモにされやすいタイプはこんな人
悪質クレーマーが苦手とするタイプはどんな人?
クレームの恐喝罪と脅迫罪と強要罪は何が違う?
企業が恐れるクレームと攻めの最新対応法とは?
クレーマー対応で相手を黙らせる決めゼリフとは?
警察官へのクレームは警察本部の監察室が効果的
■「逮捕」おすすめ記事
逮捕者も出た「ファスト映画」は今なお健在か?

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- 違法カジノサイトに強制撤去されたパチンコ台? - 2023年3月30日
- NHK受信料を拒否しても督促が来る確率ほぼゼロ? - 2023年3月30日
- TVerのアカウント登録で実現する3つの便利機能 - 2023年3月30日
- 自ら隊配備のグロック45で発生したトラブルとは - 2023年3月29日
- 旧型DVDレコーダーをあえて購入するメリットとは - 2023年3月29日
この記事にコメントする
この記事をシェアする
あわせて読みたい記事

特売品をピンポイントで狙える「業スー」アプリ

ファスト映画は逮捕者が出ても今なお健在か?

取り締まり件数が大幅増している交通違反とは?

減少する交通違反で「歩行者妨害」が増えた理由
オススメ記事

悪質な盗撮犯罪は年々増加傾向にあります。警察庁によると、2021年の盗撮行為による検挙件数は5019件で過去最多を更新。盗撮犯罪は1930件だった2011年から10年間で2倍以上に増えたことに[…続きを読む]

テレビ番組の盗聴特集などを見て、自宅に盗聴器が仕掛けられていないか気になった人は多いでしょう。盗聴器の見つけ方は、そんなに難しいものではありません。そこで、盗聴器の見つけ方をいくつか紹介しまし[…続きを読む]

圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]

盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接「盗聴器」を仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ[…続きを読む]

おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]