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マニアなプラモデルを作り続けるアオシマの秘密

「デコトラ」「パトカー」「族車」「風俗求人宣伝カー」など、独特のラインアップのプラモデルを製造・販売するのがアオシマこと青島文化教材社。独自の目線でオンリーワンのプラモデルを企画・販売し、一部マニアに熱狂的に支持されているのです。そんなアオシマのマニアなプラモデル作りの秘密に迫ります。


マニアなプラモデルを作り続けるアオシマの秘密

創造のプラモデルがアオシマの社是

2018年1月、高収入求人トラックの「バニラ宣伝カー」プラモデルを発売し、世間の度肝を抜いた青島文化教材社。これまでも「合体シリーズ」「デコトラ」「パトカー」「族車」といった、他社と一線を画した独特過ぎる商品を展開してきました。

「創造のプラモデル」という社是を掲げてきたアオシマの前身は、戦前に遡ります。アオシマの創業者・青嶋次郎は静岡で初めてパイロット免許を取得した人物。飛行機を利用した新しい仕事ができないかと考え「青島飛行機研究所」を設立しました。

しかし、時勢的に飛行場が使いにくくなり飛行機を降りることになります。1932年頃に模型の飛行機を作り始めたのがメーカーとしてのスタート。その後はライトプレーンなども手がけ、教材として市場を広げます。

静岡は徳川家康の城下町で、木工が盛んな職人も多く集まっていた街。模型教材が発展するのには好適な土地柄だったのです。

アオシマはプラモデルをすぐに作る

1960年代、アオシマに転機が訪れます。アメリカからプラモデルが上陸し、新規メーカーが乱立しました。その中で、アオシマはプラモに遊べるギミックを施すなど他社と一線を画しながら、アポロ11号が月面着陸した1969年に「アポロシリーズ」をいち早く発表して大ヒットするのです。

ロボットに合体ギミックを加えた「合体シリーズ」は、1体ずつの単価を抑えて子どもの買いやすさを意識。その後も、いち早く商標を登録し現在もベストセラーの「デコトラシリーズ」を展開します。

このほか、高性能スポーツカーを早い段階でプラモ化した「スーパーカーシリーズ」や「西部警察シリーズ」「ザ・チューニングカー」など、あるようでなかった製品を発表し、数々のヒットを生み出しているのです。

こうしたさまざまな経験が「すぐに作る」というアオシマの社風になっています。2010年には「小惑星探査機はやぶさ」をすぐに発表して大ヒット。青嶋次郎が模型屋を始めてから80年以上、アオシマのスピリッツは受け継がれているのでした。

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