カセットテープ懐かしのCMも見られるTDK歴史館
30代以上の人なら、レコードやラジオ番組を録音するために使っていたのがカセットテープ。そのトップメーカー、TDKの歩みと電子パーツの技術を展示しているのが「TDK歴史館」です。カセットテープ懐かしのCMも見られるTDK歴史館の見どころを詳しく紹介していきます。

発売順に並べられたカセットテープ
TDK歴史館があるのは秋田県にかほ市。館内は電子パーツの進化や製品内で使われている場所、製造工程など、実機を使った綿密な解説があります。
見どころは、歴代の記録メディアの展示。磁気テープ技術によるカセットテープやビデオテープなど、懐かしい製品が壁面に並びます。
なかでも注目は、実物のカセットテープが敷き詰められた展示物。発売順に並べられたカセットテープはもちろん、1970年代からの懐かしいCMが見られます。
世界初の音楽用カセットテープも展示
1969年に発売された、世界初の音楽用カセットテープ「SD C-60」も展示されています。ラインアップは30/60/90分です。1972年発売「D C-90」の赤いストライプパッケージは、TDKカセットのシンボルになりました。
究極のカセットテープとして1979年に発売された、メタルテープ「MA-R C60」も展示。テープにメタル磁性体を使い、高音質での録音を約束してくれた逸品です。このほかMA-Rのデモテープ「MA-R90」(1981年)や「MA-R46」(1983年)も展示されています。
このメタルテープは、カセットテープ自体もデッキの1部分であるとの発想で、金属フレームを採用。重量感は2倍以上になり、この質感がメタルテープの証しです。
■「カセットテープ」おすすめ記事
カセットテープをデジタル化する「CFD-RS500」
■「歴史館」おすすめ記事
パナソニックのラジオの歴史…松下幸之助歴史館
松下幸之助歴史館で懐かしい家電に思いを馳せる

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- アルコール抜ける時間を体を張って検証してみた - 2022年6月27日
- Google FitはiPhoneでも利用できるアプリだった - 2022年6月27日
- 自転車が右側通行して違反にならないケースとは - 2022年6月27日
- 交通安全対策特別交付金が警察官の温情の理由? - 2022年6月26日
- NHK受信料を払わずにBSメッセージを消す裏ワザ - 2022年6月26日