防災リュックを防水仕様にするちょっとした工夫
よく「非常持ち出し袋」といわれる、いわゆる「防災セット」には4つの種類があります。「枕元セット」「外出時の携帯セット」「防災リュック」「被災生活用品セット」です。このうち、生命の危険を左右しそうなのが防災リュック。そこで、昨今多い水害を考慮した防災リュック作りのポイントを専門家に教えてもらいました。

防災リュックが生命の危険を左右する
「枕元セット」は夜間の大地震による停電などに備えて枕元に設置しておくライトやスリッパなど。「外出時の携帯セット」は通勤カバンなどに入れておく、笛や携帯トイレなどの持ち歩きセットになります。
「防災リュック」は身の安全を守るための装備品や、避難所で一晩を過ごす道具をまとめた最低限のセット。「被災生活用品セット」は避難所や自宅で、ライフラインが復旧するまで過ごすのに必要な生活用品になります。
この中でも特に生命の危険を左右しそうなのが、防災リュックです。昨今多い水害を考慮した防災リュック作りのポイントを、備え・防災アドバイザーであるソナエルワークスの高荷智也氏に教えてもらいました。
防災リュックを防水仕様にする工夫
防災リュックは、「背負った際に走れる重さ」にすることが重要です。着替えや食料を入れ過ぎて動きが遅くなり、避難に支障が出ては意味がありません。
普段、リュックを背負い慣れていない方であれば5kg 程度が上限ですし、男性でも10kgを超えると厳しくなります。不安定な場所でも移動しやすくするため、チェストストラップとウエストベルトが着いている、アウトドア用のザックがオススメです。
リュックにモノを入れる際には、用途ごとに小袋へ分けてパッキングし、避難中に使う道具を手前にすること。小分けにしておけば探しやすくなり、また水濡れの防止にもなります。
防災リュックは防水仕様のものがベストですが、モノを入れる前に大きなポリ袋をリュックの中に入れてしまえば、荷物の水濡れを防止可能。パッキングと内袋を併用して防水仕様にするのが賢い選択でしょう。

ラジオライフ編集部

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