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寝台特急やフェリーはNHK受信料を払っている?

夜間長距離を移動する寝台特急や、長時間航海を続けるフェリーでは、乗客が車内・船内で快適に過ごすためテレビが設置されていることがあります。車内・船内のテレビでは、移動しても放送エリアが変わらないBS放送のみ映ることがほとんどで、地デジ放送を楽しむことはできません。こうした場合、NHK受信料はどうなるのでしょうか?


寝台特急やフェリーはNHK受信料を払っている?

NHK特別契約の対象に長距離フェリー

NHK受信契約の種類には、地デジ放送のみを受信する「地上契約」、BS放送を含む「衛星契約」のほかに、あまり一般的ではありませんが「特別契約」というものがあります。特別契約は、さまざまな事情によりNHKの地デジ放送は映らないものの、NHKのBS放送だけは視聴できる世帯などが対象です。

NHK受信契約の内容を定めた「日本放送協会放送受信規約」では、特別契約の対象として難視聴地域のほかに「列車、電車その他営業用の移動体」があります。長距離フェリーも「その他営業用の移動体」に該当するため、NHKの特別契約の対象です。

特別契約のNHK受信料は、地上契約や衛星契約より割安な設定。口座振替で12ヶ月前払いの場合、地上契約が1万3650円、衛星契約が2万4185円なのに対し、特別契約は1万650円です。特別契約の金額は、衛星契約のNHK受信料から地上契約の受信料を引いた1万535円にほぼ等しいので、妥当な料金設定といえるでしょう。

NHK特別契約もテレビの室数だけ受信料

地上契約や衛星契約より割安なNHKの特別契約は、一見お得に見えます。しかし、寝台特急や長距離フェリーでは一般世帯とは事情が異なり、テレビを設置した客室数分受信契約が必要となるため、結果として支払うNHK受信料が月10万円を超えることもありえるのです。

長距離フェリーの場合、テレビが客室に設置されているのは特等などの上級船室に限られ、二等寝台などのベッドにテレビが設置されることはありません。その結果、1隻あたり月10万円を超えるNHK受信料を支払う長距離フェリーはほぼないと考えられます。

夜行寝台列車については、現在唯一定期運行を続ける「サンライズ出雲・瀬戸」には、テレビを設置した個室は用意されていません。また、不定期臨時列車として運行される「カシオペア」の場合、かつてはカシオペアスイートなどの上級個室にBS放送を視聴できるテレビが設置されていましたが、現在は取り払われています。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

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