NHK受信料滞納をかたる「詐欺」を見分ける方法
NHKと受信契約を結びつつ受信料の滞納を続けると、やがてNHKから未払い受信料の請求書が届くようになります。NHKから請求書が届いたからといって、すぐに受信料を支払わないとペナルティがあるわけではありません。ただし、NHKからではなく裁判所から届く「特別送達」と呼ばれる郵便には注意しなければなりません。

NHK受信料滞納で支払督促が同封される
特別送達郵便は、裁判所が法的手続きに関する重要書類を送る特別な郵便で、これが手元に届いたということはNHKが法的手続きを進めていることを意味します。
NHK受信料の滞納に関して特別送達郵便が発送される場合、ほとんどは「支払督促」と呼ばれる書類が同封。支払督促は、未払い債権を回収するための手続きを裁判所に申し立てるものです。
この特別送達郵便に支払督促が同封されている場合、届いてから2週間以内に管轄の簡易裁判所に異議を申し立てない限り、申し立てた側の言い分がすべて通る形となるため、注意が必要なのです。
NHKのWebサイトによると、NHKが受信料に関して支払督促を申し立てることは決して珍しくなく、2022年9月末までに合計1万1605件の申し立てが行われています。
NHK受信料滞納の詐欺か判断する方法
一方で、支払督促の仕組みを悪用した詐欺も多発しています。そこで、特別送達郵便が詐欺なのか本物なのかを判断する方法を覚えておいて損はないでしょう。
ポイントとして、まず「封書で届けられたか」「直接手渡しされたか」の2点が挙げられます。これは、特別送達郵便ははがきでなく封書で届けることと、郵便配達員が直接手渡すことが決められているためで、自宅のポストに特別送達郵便が配達されることはありません。
以上の条件をクリアした場合は、特別送達郵便の発送元にあたる裁判所へ連絡し、本当に発送したかどうかを確認します。この際、郵便物に書かれた裁判所の電話番号がニセモノである可能性にも要注意。裁判所のWebサイトや電話帳などで正しい連絡先をチェックしたうえ連絡を入れる必要があるでしょう

ラジオライフ編集部

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