エボルタと金パナの電池性能を測定した意外な結果
アルカリ乾電池の代名詞ともいえる「金パナ」こと、パナソニックの「アルカリ乾電池」。1967年に発売されて以来、40年近く販売されている大ロングセラー商品です。そして、より長持ちする「エボルタ」を2008年にリリースした後で、さらにパワーアップした「エボルタNEO」を2017年に発売しました。

パナソニックのアルカリ乾電池で実験
そんなパナソニックのアルカリ乾電池「エボルタNEO」「エボルタ」「金パナ」を同じ条件で放電実験を行いました。なお、過去10年間に同じ条件下で測定した旧型エボルタの平均データを加えて比較しています。
単3形乾電池の計測は昨今のハイパワー機材で使うことを前提に1A放電で実施。アルカリ一次電池はJISC8511にて終止電圧(寿命)が0.9Vと設定されているので、その数値を下限に設定しています。
すると意外なことに、旧型エボルタの性能がずば抜けていることが判明。これは2004年に発売されたオキシライド電池からの流れで、当時エボルタはオキシライドの上位互換として売り出されていました。
パナソニックの最高峰アルカリ乾電池
そういった事情もあって、エボルタは高出力電池の最高峰となっていました。しかし現在では、高出力低寿命よりも、ロングライフ重視に設計が変更されているようです。
そして、現在のパナソニックのアルカリ乾電池で最高峰モデルであるエボルタNEOは、超ロングライフ性能を維持して、3製品のなかで最長となる90分を見事にマークしました。
なお、エボルタの性能をアピールするため、パナソニックはさまざまなギネス記録に挑戦。2021年には、エボルタNEOを2本搭載したロボットが、1,111mのロープをよじ登るというクライミングチャレンジに成功しています。

ラジオライフ編集部

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