ETCマイレージは1つの車載器で何枚まで登録OK?
ETC限定の高速料金割引のなかでも、ポイント制の「ETCマイレージ」は事前の会員登録が必要なだけでなく、ETCカードとETC車載器がセットでないと会員登録できない仕組みです。ここで、運転できる家族が多い場合、ETCマイレージが1つの車載器で何枚のETCカードまで登録可能なのか気になるところ。実際、登録枚数に制限はあるのでしょうか。

ETCカードは貸し借りできない規約
ETCカードは、法人に発行されるETCコーポレートカードを除くと、個人ひとりずつに発行されます。そして、発行されたETCカードは原則として又貸しすることができず、家族間であっても使い回しをすることができない仕組みとなっています。
ETCカードの又貸し禁止はETC利用規程に書かれているわけではなく、クレジットカード会社やETCパーソナルカードの利用規約に書かれています。長距離ドライブの途中で家族に運転を代わってもらった程度であれば、本人がETCカードを利用したと見なすことも可能ですが、家族であっても完全に貸し出してしまうとアウトです。
ここで気になるのが、ETCの各種割引のなかでもETC車載器とセットで登録が必要な「ETCマイレージ」です。家族が複数いて1台の自動車を共用しているケースでは、ETC車載器1台につき1枚しかETCカードが登録できないとなると、家族のひとりだけしかETCマイレージを利用できません。
ETCマイレージは家族は4枚まで登録可
実は、ETCマイレージの登録に関してはETCカード1枚ごとにETC車載器1台が必要なわけではなく、同じ住所に住む親族であればETC車載器1台につき4枚までETCカードの登録に利用できることになっています。
複数枚のETCカードについて、同じETC車載器を使いETCマイレージへ登録した場合、ETCマイレージのアカウントはETCカードごとに別々。クレジットカードには、家族カードを利用するなどで家族のポイントをまとめるサービスを提供するものもありますが、残念ながらETCマイレージにそうした仕組みはありません。
また、1人で複数枚のクレジットカードからETCカードを発行し、それぞれをETCマイレージへ登録することも可能ですが、ETCマイレージのポイントを使う際の交換レートを考えると、この方法は得策とはいえません。
NEXCO3社と本四高速の場合、ETCマイレージのポイントは利用金額10円ごとに1ポイント貯まる仕組みですが、ポイントを無料通行分へ交換する際の割合は1000ポイント=500円、3000ポイント=2500円、5000ポイント=5000円とまとめて交換するほどアップします。そのため、複数のETCカードにポイントが分散すると損になってしまうのです。

ラジオライフ編集部

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