キャンピングカーの高速料金はETCでどう計算?
新型コロナウイルス感染症の流行により、移動手段として注目が集まったのが「キャンピングカー」です。というのも、キャンピングカーで移動すれば他人との接触を少なくできるためで、ホテルなどに宿泊するよりコストも安く抑えられます。それでは、キャンピングカーを利用した場合、高速料金は普通車と比べてどう変わるのでしょう。

キャンピングカー高速料金はベース車
キャンピングカーには、軽自動車やミニバンなどを改造したものと、ベース車両にトレーラーとして取り付けるタイプがあります。このうち、改造されたキャンピングカーの場合、ボディ幅などに変更がなければ高速料金の車種区分はベース車両と同じです。
例えば、4ナンバーのハイエースを改造したキャンピングカーの高速料金は車種区分が普通車に、1ナンバー車であれば中型車です。ところが、大幅に改造した上で8ナンバー登録へ変更すると、キャンピングカーの高速料金は普通車扱いになるのです。
ただし、キャンピングカーを8ナンバー登録するためには「車内に貯水排水施設を備える」「就寝設備がある」といった改造後の構造に関するさまざまな規定があり、すべてをクリアしないといけません。そのため、キャンピングカーの高速料金を安く抑えられたものの改造コストが高くなってしまった…となりやすいので注意が必要です。
キャンピングカーの高速料金で牽引車
トレーラーとして牽引するタイプのキャンピングカーの高速料金については、車軸が1本の場合は牽引する車両の車種区分から1ランク、2本の場合は2ランク大型の区分にアップします。例えば、5ナンバーの乗用車で1軸のキャンピングカーを牽引する場合の高速料金は、普通車ではなく中型車です。
また、トレーラータイプのキャンピングカーを購入した場合は、牽引車両としてETC車載器の再セットアップが必要です。牽引車両としてセットアップした自動車の場合、ETCゲートが車軸数で牽引状態かをチェック。キャンピングカーを牽引していない状態であれば、1ランク低い車種区分の通行料金となります。
ちなみに、高速料金上は牽引車扱いのトレーラータイプのキャンピングカーですが、車両総重量が750kg以下であれば普通自動車免許で運転が可能。ただし、750kgを超えるキャンピングカーになると普通自動車免許に加えて、牽引免許が必要です。

ラジオライフ編集部

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