ネットの活用法や便利なアプリ、お得な買い物テクニックなど知って得する情報を毎日更新しています。

CANインベーダー対策にハンドルロックは不十分

ガラスを割ったりピッキングするのは過去の話。クルマ盗難の手口もアナログからデジタルへ進化しています。そして、トヨタ系をターゲットとした新たな盗難手口で台頭しているのが「CANインベーダー」です。愛知県岡崎市にあるカーセキュリティ専門店、プロテクタ愛知本店の上條氏にCANインベーダー対策を聞きました。


CANインベーダー対策にハンドルロックは不十分


CANインベーダー対策に独自システム

CANインベーダーの対象となるのは、トヨタ・レクサスのスマートキー対応の車両全般です。特にCANインベーダーによる盗難被害が多いのが、レクサスLX570、レクサスRX、ランドクルーザープラド、アルファード、ヴェルファイアになります。

愛知県はトヨタのお膝元であるため、CANインベーダーの標的となるトヨタ車が自然と多い県。超高級車のLXなら、5台に1台はCANインベーダーの盗難被害に遭うほど猛威を奮っているのです。LXやプラドに乗るなら、CANインベーダーに狙われていると自覚して対策しておくべきでしょう

CANインベーダーへの対策としては、プロテクタの「パンテーラ」シリーズを用いることで、純正キーフリーシステムに完全連動しない独自のセキュリティシステムを構築できます。


CANインベーダー対策で物理系は危険

CANインベーダー対策の「パンテーラ」シリーズは例えば、エンジン始動などにも制限をかけられるので、CANインベーダーだけでなくほぼすべての盗難手口への対策となります。

ハンドルロックやホイールロックなどの物理系もCANインベーダー対策として時間稼ぎには有効です。しかし、プロの窃盗団はサンダーなどの電動工具を用いるため、物理系ではCANインベーダー対策にはなりません。

異常を察知してすぐに駆け付けられる保管状況でないなら、CANインベーダー対策で物理系に全幅の信頼を置くのは危険でしょう。あくまでもCANインベーダー対策の補助的役割として認識しておくべきです。


CANインベーダー対策に有効なパンテーラの仕組み

CANインベーダー対策に有効とされるパンテーラのセキュリティシステムは、例えば駐車後に警戒モードにしておくとエンジン始動などを制限できるため、不正な手段でエンジンにアクセスしてもONにならないというわけです。

また、オプションの「キーレスファントム」をパンテーラのセキュリティシステムと併用することによって、CANインベーダー対策としてだけでなく、万が一クルマへの不正アクセスに成功されたとしても心配ありません。

CANインベーダー対策のオプションのキーレスファントム側で“GOサイン”を出さなければエンジンは始動しません。つまり、CANインベーダー対策に有効なパンテーラのセキュリティシステムとダブルのロックをかけられるというわけです。

CANインベーダー対策にハンドルロックは不十分


CANインベーダー対策の外部からの解除は不可能

CANインベーダー対策に有効なパンテーラのセキュリティシステムはドアやトランクの開閉、衝撃や傾斜変化などを感知するセンサーも高性能で、接近検知もこなす上に安価な類似品で起こりがちな誤作動も起こらないといいます。

また、CANインベーダー対策に有効なパンテーラのセキュリティシステムはユピテルとの共同開発品ということで、同社ドラレコとの相性も抜群。CANインベーダー対策の異常検知時に警告するだけでなく、パンテーラのセキュリティシステムはドラレコも連動して証拠録画を実行します。

ちなみに、このCANインベーダー対策に有効なパンテーラのセキュリティシステムは一般販売はされておらず、購入・取り付けはプロテクタで行います。クルマの純正配線に擬装して取り付けるため、外部からCANインベーダー対策を解除することはほぼ不可能です。異常時に113dBの大音量アラームを発するCANインベーダー対策おのサイレンも、外からは分からぬように隠して設置するとのことです。


CANインベーダー対策のセキュリティ導入の値段

CANインベーダー対策「パンテーラZ706」はイモビライザーや各種センサー、サイレンなどをセットにしたオールインワン型の最高峰カーセキュリティアイテム。メーカーや車種を問わず導入できます。CANインベーダー対策の値段は298,000円~(工賃込み)です。

CANインベーダー対策に有効なパンテーラZ706の主な機能は「ドア開閉センサー」「トランク開閉センサー」「ボンネット開閉センサー」「ショックセンサー」「傾斜センサー」「マイクロ波センサー」「赤外線センサー」「ハイパワーサイレン」「ハザードフラッシュ機能」「ドラレコ録画機能」となります。

CANインベーダー対策に有効なパンテーラのセキュリティシステムはドアの開閉などでセンサーが作動すると、直ちに付属リモコンへ通知されます。この際、リモコンで追加操作をしないと、クルマの方で警報が鳴るCANインベーダー対策の設定も可能。CANインベーダー対策のほか、リレーアタック対策にも有効です。

CANインベーダー対策にハンドルロックは不十分


CANインベーダー対策にセキュリティ併用の値段

CANインベーダー対策に有効なパンテーラのセキュリティシステムには「キーレスファントム2」というオプション品を用意。CANインベーダー対策のほか、開錠後に所定の操作を行わないと、クルマが作動しないように設定可能です。

CANインベーダー対策に有効なパンテーラのセキュリティシステムに、キーレスファントム2を併用すれば、CANインベーダー対策だけでなく、リレーアタックなどへの対策がより強固なものになります。CANインベーダー対策のオプション品の価格は50,000円~(工賃込み)です。

万が一、CANインベーダー対策に有効なパンテーラのセキュリティシステムの不正アクセスに成功したとしても、キーレスファントム側で“GOサイン”を出さなければエンジンは始動しません。

The following two tabs change content below.

ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

この記事にコメントする

あわせて読みたい記事

  • アポ電対策は「応答くん」でおじさんボイス対応
    アポ電対策は「応答くん」でおじさんボイス対応
  • 今確認したいスマホの基本セキュリティ対策4つ
    今確認したいスマホの基本セキュリティ対策4つ
  • 汗の臭い対策で忘れてはならない「疲労臭」とは
    汗の臭い対策で忘れてはならない「疲労臭」とは
  • 交通安全対策特別交付金が警察官の温情の理由?
    交通安全対策特別交付金が警察官の温情の理由?

  • オススメ記事

    逮捕者も出た「モザイク破壊」とはどんな技術?

    2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]

    LINEのトーク内容を盗み見する方法とその防衛策

    圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]

    盗聴はアプリを入れればできる

    盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]

    チョコボールのエンゼルを見分ける方法

    おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]

    空き巣被害に遭いやすい住宅の特徴と正しい防犯対策

    窃盗事件の大半を占めているのが「空き巣」。しかも、空き巣被害の半分以上は住宅が狙われたものです。アナタの家も知らぬ間に泥棒たちに目を付けられている空き巣被害の予備軍かもしれません。空き巣被害に[…続きを読む]